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最終更新日:2025年4月21日
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スラヴ語圏言語文化I
ロシア語史
スラヴ世界において、スラヴ語のための文字が考案されテクストが作成されるようになったのは9世紀中頃である。東スラヴに関しては、988年にキエフ・ルーシがキリスト教を受容し、それに伴って主にブルガリアから教会スラヴ語で書かれた典礼書が流入したのを契機に、文献の書写や作成が行われるようになった。現存する東スラヴ最古の文献は10世紀末から11世紀前半の時期に成立した『ノヴゴロド詩篇』、年代が確定しているものとしては1056-57年に制作された『オストロミール福音書』である。
この授業では、9-14世紀の東スラヴ語(かつ必要に応じて15-17世紀のロシア語)において生じた変化を歴史文法の観点から学ぶと同時に、この時代に成立した⽂献を読解することで、古東スラヴ語の具体的な様相を知ることを目標とする。
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