春学期のテクストはジョナサン・スウィフト『ガリヴァー旅行記』(Jonathan Swift Gullier's Travels)です。子どもの頃にこの作品をファンタジーとして読んだ人も多いと思いますが、オリジナルの作品はいったいどんな英語で書かれていたでしょう。授業の主眼の一つは、文章の「うるさ型」として知られたスウィフトが、いかに明晰でテンポがよく、しかも含み笑いを誘うような英語で作品を書いたかを確認することころにあります
しかし、『ガリヴァー旅行記』はほかにも話題がたっぷりです。四篇からなる作品は、イメージや展開が奇想天外。他方で、ある種のパターンを踏襲しているようにも見えます。その裏には何があるのでしょう。同時代の人への風刺、女性への奇妙な偏見、繰り返し出てくる下ネタ、植民地主義との関係など、これまでさまざまな研究者によって試みられたアプローチなども参考にしながら考えてみたいと思います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04243064
FLE-HU4Q06S2
英語学英米文学演習IV
阿部 公彦
S1
S2
金曜5限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
文学部
授業計画
第1回 イントロダクション 背景説明
第2回 Book 1
第3回 同
第4回 同
第5回 Book 2
第6回 同
第7回 同
第8回 Book 3
第9回 同
第10回 同
第11回 Book 4
第12回 同
第13回 同