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最終更新日:2025年4月21日
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東洋史学特殊講義IV
朝鮮時代史論
朝鮮時代(1392-1910)の歴史について、経済史・財政史の側面から考察する。
今期は、朝鮮初期(15世紀)における「倭料」を取り上げる。「倭料」とは、朝鮮半島南東岸の三浦(富山浦・乃而浦・塩浦)において同地に来航する倭人使節やその船の水夫に支給する穀物のことである。通説では、朝鮮初期からこの「倭料」確保が朝鮮側にとって大きな財政的負担となったとされる。しかしその具体的様相については十分に明らかにされているとはいえない。そこで本授業では、朝鮮初期における「倭料」の調達方式と財源の変遷過程を詳細に跡づけるとともに、「倭料」負担と三浦を擁する慶尚道の官穀事情との関係についてあらためて検討を加える。
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