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最終更新日:2025年4月21日

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東洋史学特殊講義IV

朝鮮時代史論
朝鮮時代(1392-1910)の歴史について、経済史・財政史の側面から考察する。
今期は、朝鮮初期(15世紀)における「倭料」を取り上げる。「倭料」とは、朝鮮半島南東岸の三浦(富山浦・乃而浦・塩浦)において同地に来航する倭人使節やその船の水夫に支給する穀物のことである。通説では、朝鮮初期からこの「倭料」確保が朝鮮側にとって大きな財政的負担となったとされる。しかしその具体的様相については十分に明らかにされているとはいえない。そこで本授業では、朝鮮初期における「倭料」の調達方式と財源の変遷過程を詳細に跡づけるとともに、「倭料」負担と三浦を擁する慶尚道の官穀事情との関係についてあらためて検討を加える。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04241244
FLE-HU4I02L1
東洋史学特殊講義IV
六反田 豊
S1 S2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
 第1回:授業紹介・文献案内  第2回:問題の所在  第3回:三浦成立当初における「倭料」の調達方式と財源(1)  第4回:三浦成立当初における「倭料」の調達方式と財源(2)  第5回:「倭料」負担の拡大(1)  第6回:「倭料」負担の拡大(2)  第7回:「倭料」都会官制の実施(1)  第8回:「倭料」都会官制の実施(2)  第9回:「倭料」都会官制の実施(3)  第10回:慶尚道中道以下48邑の田税穀邑内留置と「倭料」倭料」都会官制の実施(1)  第11回:慶尚道中道以下48邑の田税穀邑内留置と「倭料」倭料」都会官制の実施(2)  第12回:15世紀末〜16世紀初めの「倭料」負担と慶尚道の官穀事情(1)  第13回:15世紀末〜16世紀初めの「倭料」負担と慶尚道の官穀事情(2)
授業の方法
講義形式による。
成績評価方法
学期末に実施する筆記試験(70%)と授業への参加状況(30%)により評価する。
教科書
なし。授業中に適宜資料を配付する。
参考書
参考文献については、授業中に適宜紹介する。
履修上の注意
なし。
その他
授業に関する情報はUTOLにも掲載するので、そちらも必ず確認すること。毎回の配付資料等もUTOLに掲載する。 本授業は4月5日(金)に開講する。初回は上記にあるように授業の内容紹介と文献案内を予定している。