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最終更新日:2024年10月18日
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日本史学演習I
近代政治史演習
昭和戦前期の政治に関する一次史料を読み解くにあたって、過去の研究成果・先行研究に学びつつ、独創性に富んだ論点を研究史上に残せるような力を育む。
Sセメスターでは、ポツダム宣言受諾から、主として米軍による日本占領の開始、占領期の日本の対外関係の再構築の過程を、『昭和天皇実録』、「日本外交文書」、「公文類聚」、旧軍関係者の公・私文書、外務省関係者の公・私文書、アメリカ側史料を用いつつ、戦後の日本が敗戦の現状をいかに認識し、いかなる対外関係を、世界、そしてアジアと構築しようとしたのかを先行研究に学びながら、再検討する。米国本国の方針、連合国最高司令官総司令部の方針、天皇と重臣グループの方針を見る一方で、戦時期に「革新」派として統制経済政策や対中・独・伊・ソ連との外交関係構築に邁進していた勢力の戦後における方針を確認していく。
学期の前半では、上記の問題意識に従った先行研究や関係文献を会読し、現在の研究史の到達点を把握する。学期の後半では、新たに論点となしうる問題、新たな分析視角などを意識して、数人のチームで発表を行う。
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