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最終更新日:2025年4月21日

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美学芸術学特殊講義V

環境美学
美学の中でも比較的新しい分野である環境美学について、その成立と展開について紹介します。伝統的な美学において芸術美と等しく(あるいは中心的に)論じられてきた自然美の問題は、ヘーゲルによる芸術美の顕揚以来周縁に押しやられ、美学においては芸術美偏重の傾向が続いていました。しかし1960年代後半の環境意識の高まりとともに、自然環境を扱う美学として、環境美学は英米の分析哲学の内部から登場します。美学における自然とは何か、実際のところ、「自然」ほど多義的で曖昧な概念はないかもしれません。本講義では、環境美学の問題圏の検討により、その定義がきわめて難しい「自然」の問題と、現代における最重要課題の一つである「環境」の問題について深く考察していきます。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04240645
FLE-HU4F03L1
美学芸術学特殊講義V
伊東 多佳子
A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
第1回 環境美学とは何か 第2回 環境美学の問題圏 第3回 環境美学の前史としての自然美学 第4回 自然美と芸術美  第5回 自然と風景 第6回 自然と自然環境 第7回 自然を自然として観照することについて 1 第8回 自然を自然として観照することについて 2 第9回 自然を自然として観照することについて 3 第10回 環境倫理学と環境美学 1 第11回 環境倫理学と環境美学 2 第12回 環境問題と環境美学 第13回 エコロジー美学について 第14回 気候危機の時代の環境美学 第15回 まとめ
授業の方法
講義方式
成績評価方法
主に期末レポーで評価する。
教科書
教科書は特に用いない。
参考書
講義の中で、都度指示する。
履修上の注意
特にない。