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最終更新日:2025年4月21日
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美学芸術学特殊講義II
ロックミュージックの社会学
1960年代中期に世界的な発展を遂げた米英日の「ロック音楽」を社会学の視点から読解する。エルヴィス、ビートルズ、ボブディラン、レッドツェッペリン、セックスピストルズ、岡林信康、はっぴいえんど、キャロル、RCサクセション、尾崎豊、ブルーハーツなど、20世紀のロックミュージシャンを議論の俎上に載せるが、本講義の分析視覚は「何年に誰が登場して、そのとき何があって……」という歴史探訪や英雄礼賛の態度とは一線を画する。むしろ、そのような「語り方」や「実践の在り方」がどのような社会構造のもとで生じるのか、階層・芸術活動・文化産業などの社会的諸条件はミュージシャンにいかなる影響を与えるのか、などの分析を通じて、文化にまつわる人々の行為の意味を明らかにする。それによって、「音楽」を分析するためには音楽学や音楽美学、音楽史学の視点のみならず、社会学的パースペクティブが有用であるという気づきを得ることができる。
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