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最終更新日:2024年10月18日

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宗教学宗教史学特殊講義VII

現代社会における宗教と多文化共生
本講義では、グローカル化や情報化が進展し、ますます多様性が増している現代社会においける「宗教と多文化共生」をめぐる諸事例を解説することを通じて、宗教がかかわる人びとの分断と共生の実態について理解を深めてもらうだけでなく、そうした問題について基本的な社会調査を実施できるようになってもらうことを目的とする。具体的なトピックとしては、担当教員が専門としている現代日本の「移民と宗教」を中心に取り上げるが、それ以外にも性的マイノリティ、「カルト問題」、生活困窮者などについても扱う予定である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04240547
FLE-HU4E03L1
宗教学宗教史学特殊講義VII
高橋 典史
A1 A2
木曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
1.初回ガイダンス 2.グローバル化と宗教 3.現代日本の宗教多元化(1)キリスト教 4.現代日本の宗教多元化(2)イスラーム 5.現代日本の宗教多元化(3)仏教 6. 宗教組織による難民・移民支援の展開 7. 地域社会の多文化共生における宗教セクターの役割 8. 日本における排外主義と宗教との関わり 9.「カルト問題」への諸宗教の対応 10. 性的マイノリティと宗教 11. 宗教と社会福祉の接点と課題 12. 宗教についての社会調査、調査倫理をめぐる諸問題 13. 授業の総括 *ただし、実際の講義スケジュールや取り上げるトピックは、受講者の関心の状況に臨機応変に対応していく。
授業の方法
本講義は、パワーポイントで作成したスライドを用いた講義形式(対面)で行う。なるべく画像・映像資料を使用したり、双方向的なコミュニケーションを取り入れたりして、受講生が学習しやすいように工夫する。また、課題をかねたリアクションペーパーを毎回提出してもらう。
成績評価方法
リアクションペーパー等の授業の参加状況(40%)、期末レポート(60%)
教科書
なし
参考書
高橋典史・白波瀬達也・星野壮編著『現代日本の宗教と多文化共生──移民と地域社会の関係性を探る』明石書店,2018年. 高橋典史・塚田穂高・岡本亮輔編著『宗教と社会のフロンティア──宗教社会学 からみる現代日本』勁草書房,2012年. 三木英・櫻井義秀編著『日本に生きる移民たちの宗教生活──ニューカマーのもたらす宗教多元化』ミネルヴァ書房,2012年. *その他、授業内で適宜紹介する。
履修上の注意
受講生には授業への積極的な参加を期待する。予習・復習のための資料等については、授業内で指示する。