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最終更新日:2024年4月22日

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西洋倫理思想史概説I

「一」「真」「善」からみる西洋倫理思想史
「在るもの」と互換的とされるいわゆる超越範疇「一」「真」「善」を、西洋の主要な思想展開のなかで追いかけます。これによって西洋の思想展開の大枠を俯瞰する視点を獲得することを目指します。また、カント以降「真」「善」と並ぶ基本的な価値へと格上げされるようになった「美」は、なぜ超越範疇には含められないのかといった問題についても議論いたします。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04240411
FLE-HU2D02L1
西洋倫理思想史概説I
中野 裕考
S1 S2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
前期は、最初にトマスにおける超越範疇の体系化の構図を示したうえで、古代ギリシアにその源流を求めソクラテス以前の哲学者にさかのぼります。ここからプラトン、アリストテレス、新プラトン主義、トマス、スコトゥスを経てスアレスにまでたどり着きたいと思います。
授業の方法
基本的には講義形式で行いつつも、参加者との議論の時間を毎回とりたいと思います。参加者には、毎回関連する主題に関して学術的な問いを立ててもらいます。それを一覧にしたものに目を通してもらうことで、参加者相互のヴァーチャルな対話を促進いたします。
成績評価方法
毎回の問いの提出50% レポート50%
教科書
プリントをitc-lms上に上げます。
参考書
Jan Aertsen, Medieval Philosophy as Transcendental Thought. From Philip the Chancellor (ca. 1225) to Francisco Suárez, Brill, 2012
履修上の注意
とくになし