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最終更新日:2025年4月21日

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インド哲学史概説I

インド哲学史
授業の目標
・インド哲学史を概観し、インド固有の哲学・宗教に関する基礎的知識が身に付く。
・インド哲学史上の重要な議論の考察を通じ、哲学的に思索する訓練を行うことができる。
・インド宗教の歴史的・思想的背景の比較を通じ、宗教の普遍的な意義について考えられるようになる。
・古代インド固有の哲学的議論が現代人の私たちにとってどのような意味があるのかを模索できるようになる。
授業の概要
インドといえば、近年ではIT産業などの目覚ましい発展や経済成長などに焦点が当てられがちであるが、他方で、長きにわたり神秘の国・宗教の国として人々を魅了し続けてきた。一年の講義を通じて、受講者はインド思想や仏教に関する知識はもちろんのこと、大国インドについての理解を深めることになる。
前半15回の講義でヴェーダやウパニシャッドに始まるインド思想史を時間軸に沿って概観し、後半15回の講義では哲学的議論のトピックについて哲学文献の講読を通じて個別に見ていきたい。講義ではなるべく原典(の邦訳)を参照し、古代インドの聖仙やブッダ、あるいはインドで活躍した思想家たち言葉に耳を傾けたいと思う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04240311
FLE-HU4C02L1
インド哲学史概説I
加藤 隆宏
S1 S2
水曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
(第1回) イントロダクション:インド思想とは (第2回) インドと日本 (第3回) 古代インド神話―ヴェーダ文献 (第4回) ヴェーダからウパニシャッドへ (第5回) ウパニシャッドの思想:有の哲学・梵我一如 (第6回) 非正統派の哲学と沙門宗教―初期ジャイナ教 (第7回) 沙門宗教の興隆―初期仏教 (第8回) 大乗仏教の成立と展開 (第9回) 仏教の諸体系 (第10回) ヒンドゥーの法思想―『マヌ法典』概説 (第11回) 『バガヴァッド・ギーター』概説 (第12回) 『バガヴァッド・ギーター』の宗教観 (第13回) 授業の総括
授業の方法
講義形式
成績評価方法
レポート(70%)とリアクションペーパーを含む平常点(30%)により総合的に評価する。
教科書
『インド思想史』 早島鏡正他著、東京大学出版会、1982年
参考書
参考書・参考資料等 『インド哲学入門』 ロイ・W・ペレット、2023年 『インド思想史第二版』 中村元著、岩波全書、1968年 その他、授業中に紹介する。
履修上の注意
・準備学習においては、教科書の該当箇所に一通り目を通しておくこと。 ・事後学習においては、授業で紹介した参考資料などを参照しながら、授業のノートなどを整理する。特に、カタカナや漢字の固有名詞等が頻出するので、混乱しないように気を付けること。