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最終更新日:2024年4月22日

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西洋哲学史概説第1部I

西洋哲学史概説第1部/ Historical Outline of Occidental Philosophy I I 「ギリシア哲学史概論(1)」Historical Outline of Ancient Greek Philosophy(1)
本授業では、古代ギリシアの哲学史を著作に即して学ぶことを目的とする。主に、プラトンやアリストテレスのテキストを中心に哲学思想を丁寧に扱うが、歴史家トュキュディデスなど言及し当時の社会的状況も視野にいれる。そして現代起こっている様々な社会問題の背後にある根本問題についても、古代ギリシャの哲学がそれを解く手掛りを与えることも学ぶ。授業は、各時間設定されたテーマに関して共に考えるという仕方で進められる。本授業の 到達目標は、下記のとおりである。
・古代ギリシアの哲学史を哲学者の著作を手がかりに学ぶ。
・ソクラテス、プラトン、アリストテレスの哲学を基本的な事柄について古代ギリシャのテキストから読み解く力をつける。
・古代ギリシャに提起された哲学的な課題が現代も解決されないまま残っていることに気づく。
・古代ギリシャ哲学を手がかりに現代の問題を再考できる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04240111
FLE-HU4A02L1
西洋哲学史概説第1部I
田坂 さつき
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
【第1回】フィロソフィアの歴史 【第2回】ソクラテス裁判 【第3回】ソクラテスの問答 【第4回】プロタゴラスの人間尺度説 【第5回】内乱の病理と規範ートュキュディデス『歴史』 【第6回】プラトン哲学1-「正義とは何か」 【第7回】プラトン哲学2-魂の三部分説 【第8回】プラトンの哲学3-民主制批判と哲人王 【第9回】プラトンの哲学4-知識とイデア 【第10回】アリストテレスの哲学1-存在論 【第11回】アリストテレスの哲学2-アクラシア 【第12回】アリストテレスの哲学3-倫理的徳 【第13回】アリストテレスの哲学4-フィリアと正義 【第14回】古代ギリシャ哲学と現代1 【第15回】古代ギリシャ哲学と現代2 まとめ 注:授業の進行は、受講生の質問や興味関心に合わせて適宜対応するので、予定を変更する可能性がある。
授業の方法
原則として対面授業で実施するが、講師が難病当事者なので、体調不良などの事情で、半数回以下オンラインに適宜切り替える可能性がある。 教科書は指定せずに、毎回プリントを配布する
成績評価方法
中間課題(プラトンの著作を読んでレポートを書く) 40% 学期末テストレポート60%
教科書
指定しない。
参考書
No書籍名       著者名        出版者 出版年 ISBN/ISSN 1.『ソクラテスの弁明』 プラトン 納富信留訳 光文社 2012 9784334752569 2.『歴史(上)』 トュキュディデス著 ; 藤縄謙三訳 京都大学学術出版会 2000 4876981175 3.『国家(上)』 プラトン著 ; 藤沢令夫訳 岩波書店 1979 4003360176 4.『国家(下)』 プラトン著 ; 藤沢令夫訳 岩波書店 1979 4003360184 5.『哲学の饗宴』 荻野弘之 NHKライブラリー 2003 4140841583 6.『ニコマコス倫理学』 アリストテレス 京都大学学術出版会 2002 4-87698-138-8 7.『美徳なき時代』 A. マッキンタイア みすず書房 1993 4622037920 8.『テアイテトス』 プラトン著 ; 田中美知太郎訳 岩波書店 1966 4003360141 9.『ギリシャ哲学史』 加藤信朗著 東京大学出版会 1996 4130120549 10.『ギリシャ哲学史』 納冨信留著 筑摩書房 2021 9784480847522 11.『はじめてのプラトンー批判と変革の哲学』 中畑正志著 講談社現代新書 2021 978406523733
履修上の注意
プリントに毎回、予習・復習課題を表記するので、それに従って、予習・復習をすること