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最終更新日:2024年4月22日

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死生学特殊講義III

臨床死生学特論
臨床死生学と生命倫理・臨床倫理が交差する領域における諸課題の理解と思考力を養うことをめざす。
予定トピック:臨床死生学の射程、生命倫理と医療倫理と臨床倫理の異同、医療とケアの多職種協働、意思決定支援とカンファレンスの方法、臨床死生学の諸課題をひとりひとりの患者/利用者の視点から臨床倫理学的に検討(End-of-Life Careの諸問題、緩和ケアとその心理・社会・スピリチュアル面の諸問題、延命医療の差し控えおよび終了に関わる問題、「尊厳死」・安楽死・医師による自殺ほう助、脳死、臓器移植など)
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04240043
FLE-XX4202L1
死生学特殊講義III
会田 薫子
A1 A2
火曜6限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
初回は10月8日 1.概論:臨床死生学の射程 2.医療倫理と生命倫理と臨床倫理の異同 3.臨床倫理の基礎 4.臨床倫理カンファレンスの方法―意思決定支援とは何か 5.高齢者の定義およびActivities of Daily Living (日常生活動作)とQuality of Life(生活の質) 6.認知症 ― 医学的および社会的に諸課題を理解する 7.frailtyとは何か ― 老化の科学の進展と新時代の医学的適応の判断 8.Advance Care Planning ― エンドオブライフの意思決定支援について検討する 9.延命医療問題を考える ― 人工的水分・栄養補給法の問題を中心に 10.ホスピスと緩和ケア 11.尊厳死・安楽死・医師による自殺ほう助 ― 尊厳とは何か 12.脳死をめぐる諸問題に関する考察 13.臓器移植をめぐる諸問題に関する考察 各回の講義のテーマは前後することがある。
授業の方法
基本的に講義とQ&Aにて行う。
成績評価方法
授業への参加と期末レポートによって評価する。授業の出席回数が8回以上の場合のみ、期末レポートの提出資格を得る。
教科書
『長寿時代の医療・ケア ― エンドオブライフの論理と倫理』(会田薫子著、ちくま新書、2019)
参考書
『ACPの考え方と実践 ― エンドオブライフ・ケアの臨床倫理』(会田薫子編著、東大出版会、2024) 『臨床倫理の考え方と実践 ― 医療・ケアチームのための事例検討法』(清水哲郎、会田薫子、田代志門共編著、東大出版会、2022) 『医療・介護のための死生学入門』(清水哲郎・会田薫子編著、東大出版会、2017) 『延命医療と臨床現場 ― 人工呼吸器と胃ろうの医療倫理学』(会田薫子著、東大出版会,2011) 『医と人間』(会田薫子、共著、岩波書店,2015)
履修上の注意
履修希望者および聴講希望者は、10月7日(月)までに会田(*****)にメールで連絡してください。 履修生はUTASで登録してください. 聴講生はITC-LMSで「仮登録」してください.「仮登録」でも学期末まで授業の資料をDLできるように設定します。ITC-LMSで「仮登録」であれば成績表上の問題は発生しないので、心配せずに登録してください。
その他
対面授業の予定ですが、Zoom参加も可とします。オンライン授業のURLはITC-LMSにて連絡します。