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最終更新日:2024年4月22日

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文化交流演習II

訓読の成立と展開
訓読の成立と展開という視点から、2000年間にわたり東アジアにおける共通書記言語として機能し、宗教や社会制度などあらゆる局面を司った中国古典文(漢文)を現地語として読む技術の日本における変遷と、東アジア各地の多様な技法について知識を深める。日本以外の訓読的現象にも着目して、東アジアを漢文の受容と変容の過程から捉えなおす。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04235362
FLE-XX4308S1
文化交流演習II
小島 毅
A1 A2
金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
以下のように予定している。ただし実際の授業回数や進度により変更をする場合がある。 第1回 ガイダンス・・・オンラインのみ 第2回 海域という考え方について・・・オンラインのみ 第3回 訓読をどう論じるか(1)文化の翻訳〜辺境の国学 第4回 訓読をどう論じるか(2)他地域における「訓読」 第5回 多様な漢文世界(1)多言語世界の中国 第6回 多様な漢文世界(2)朝鮮時代の多層的漢文世界 第7回 多様な漢文世界(3)長崎唐通事の言語世界 第8回 多様な漢文世界(4)琉球の漢文 第9回 多様な漢文世界(5)素読の教育文化 第10回 多様な漢文世界(6)国学者が訓んだ『論語』 第11回 訓読は日本語をつくる(1)近世日本の訓読法 第12回 訓読は日本語をつくる(2)白話小説の受容と訓読 第13回 訓読は日本語をつくる(3)近代日本の成立と訓読 第14回 訓読論から展望する日本語の将来 第15回 まとめ
授業の方法
報告担当者をあらかじめ決めて教材以外の文献等も活用した発表を行う。授業ではその報告をもとに全員で議論する。
成績評価方法
授業への積極的な参加姿勢・発表・質疑応答により評価する。
教科書
『訓読から見なおす東アジア』(東京大学出版会、2014年)
参考書
『海がはぐぐむ日本文化』(東京大学出版会、2014年) 
履修上の注意
対面を主とするハイブリッド形式で行う。 ただし、初めの2回はオンラインのみで行う。(教室は使わない) URLはITC-LMSに掲載する。