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最終更新日:2024年4月22日

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心理学演習VI

認知・言語の心理学演習/Seminar in Psychology of Cognition and Language Processing
物事を見聞きし,認識し,記憶する,思考する,行動する,言葉を操る。私たちが普段何気なく行うこれらのような認知的活動は,複雑な仕組みの上に成り立っている。このような人間の認知処理の仕組みや,それらの研究と日常生活とのつながりについて、言語の処理も含めた認知心理学を中心に,応用心理学的視点もやや取り入れながら,文献の講読により学ぶ。

本科目に先立ってSセメスターに開講される「心理学演習V」では,英語で書かれた応用認知心理学(applied cognitive psychology)についてのテキストを講読するが,Aセメスターに開講される本科目「心理学演習VI」では,そのテキスト中で引用されている英語論文の原典等の講読を行う。
認知処理の仕組みについて,日常生活とのつながりも含めて深く学ぶとともに,英語論文を読む力を涵養することが,両授業を通じた目標である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04234166
FLE-HU4X05S1
心理学演習VI
浅野 倫子
A1 A2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
以下の話題に関する英語文献を講読する。 1.認知心理学,およびその日常生活への応用についての概略 2.知覚と注意,エラー 3.顔認知 4.聴覚の知覚処理 5.ワーキングメモリとパフォーマンスの限界 6.記憶能力 7.日常記憶 8.目撃証言 9.意思決定 10.薬物が認知処理に与える影響 11.生体リズムと認知 12.感情と認知 13.音楽と認知 14.スポーツと注意制御
授業の方法
輪読形式で実施する。テキストとして指定された英語論文のそれぞれに発表担当者を割り当てる形である。 以下のような授業方式を想定しているが,受講者数によっては多少の変更の可能性がある。 【受講者全員(当該授業回の発表担当者を除く)】 その範囲が扱われる授業回の1週間前までに,各自でテキストの該当範囲を読み,質問や感想を授業担当教員に送付する(教員はそれらをとりまとめ,該当回の発表担当者に送付する)。授業回当日は,発表担当者の解説を聞いた上で,さらなる議論を行う。 【当該授業回の発表担当者】 テキストの担当範囲の内容を資料にまとめ,それに基づいて解説を行う。また,他の受講生達から1週間前までに寄せられた質問にも回答する。さらに当日の質疑にも応じる。
成績評価方法
授業における発表(資料や質疑も含む)の質,事前の質問やコメントの提出状況,議論への参加の積極性を総合的に判断して成績を評価する。
教科書
授業内で英語論文を指定する。
参考書
David Groome & Michael W. Eysenck (2016). "An Introduction to Applied Cognitive Psychology (2nd Edition)", Psychology Press. ISBN: 978-1-138-84013-3(ペーパーバック) ISBN: 978-1-315-73295-4(eBook) そのほか,授業内で適宜紹介する。
履修上の注意
1.初回授業のみ,ハイブリッド型(対面・オンラインの併用)で行う。 2.基本的には,2023年度Sセメスター「心理学演習V」(浅野)を履修済みであることが望ましい。 3.輪読形式の授業であるため,受講者数によってスケジュールおよび内容の調整を行う可能性がある。 4.準備学習として,毎回事前に指定された範囲のテキストを読み,その内容についての質問等を提出する必要がある。