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最終更新日:2025年4月21日

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スラヴ語学概論

スラヴ語学入門
 本授業ではスラヴ語学の基礎として、9世紀後半から11世紀末のスラヴ語文献で用いられた、スラヴ世界最古の文語である古教会スラヴ語について、その発⽣と歴史的背景、⾔語の特徴、⽂化的意義などについて学ぶ。
 古教会スラヴ語はスラヴ祖語の音韻的・形態的特徴を豊かに保持している。それらを理解するために、スラヴ祖語期に生じたと考えられる音・音韻変化も学ぶ。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04233301
FLE-HU4T01L1
スラヴ語学概論
丸山 由紀子
S1 S2
金曜2限
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講義使用言語
日本語/ロシア語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
 スラヴ語史ならびに中世のスラヴ諸語のみならず、現代のスラヴ諸語を学ぶ上でも、テクストが伝存する最古のスラヴ語である、古教会スラヴ語の知識は重要である。その古教会スラヴ語とはどのような⾔語であったのか、その誕生と用途はいかなるものであったかを、古教会スラヴ語のテクストを読みながら学ぶ。  授業ではまずスラヴ祖語期に生じた音・音韻変化を概観したあと、古教会スラヴ語発祥の歴史的背景、 そのスラヴ語世界における意義を概説する。そのあと、最古期の古教会スラヴ語文献の講読と平行して、基本的な音・音的特徴、⽂法構造などを学ぶ。
授業の方法
 古教会スラヴ語のテクストを、一語一語の文法形態や音変化を確認しながら丁寧に講読し、あわせて音・音韻的特徴や⽂法構造について解説する。  テクストは原則、木村彰一『古代教会スラヴ語入門』巻末に付されているものを読む。ただし、受講者の状況によっては追加、変更することもある。
成績評価方法
平常点および学期末レポート。
教科書
木村彰一『古代教会スラヴ語入門』、白水社。 受講者は学期期間中、スラヴ語スラヴ文学研究室から借りることも可能です。第1回の授業までに必ず用意するようにしてください。
参考書
授業中に指示します。
履修上の注意
ロシア語の基礎的知識があることが望ましいです。 テキスト講読の際、分析は受講者にやっていただきますので、予習が必須です。 受講者の状況を事前に把握するため、受講希望者は第1回の授業までに以下について講師にメールでお知らせください。 1.スラヴ祖語、古教会スラヴ語を扱った授業を受講したことがあるか。 2.木村彰一『古代教会スラヴ語入門』巻末テキストを授業で読んだことがあるか。ある場合はどれを読んだか。 3.既修の外国語。 4.受講理由、目的。