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最終更新日:2024年4月22日

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英語学英米文学特殊講義XIV

アメリカ文学における「幸福の追求」ナラティブ
19世紀を中心とするアメリカ文学作品を広く概観することを通じて、アメリカ文学とその背景となる社会・文化・歴史についても幅広く学ぶ。特に今学期は、合衆国の独立宣言にも記されている「幸福の追求」をキーワードとして、近年の幸福をめぐる歴史学、経済学、心理学などの議論も参照しながら、アメリカにおける様々な時代、場所、ジャンルの文学作品における「幸福の追求」ナラティブを分析する。また、文学作品のテクストだけでなく、関連する映画やTV番組、歌や音楽、新聞・雑誌記事、政治文書などを含む、様々な英語の資料に触れることによって、アメリカの人々が幸福についてどのように考え、どのように感じてきたのかを考えてみたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04233054
FLE-HU4Q04L2
英語学英米文学特殊講義XIV
古屋 耕平
S1 S2
金曜3限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
(他の授業との兼ね合いで若干変更の可能性あり。) 1.(4/10) イントロダクション/合衆国の独立と幸福の追求――“Declaration of Independence” 2.(4/17) 植民地時代における幸福――Anne Bradstreet, “To My Dear and Loving Husband” 3.(4/24) 啓蒙の時代における幸福の追求1――Benjamin Franklin, The Autobiography of Benjamin Franklin 4.(5/1)  啓蒙の時代における幸福の追求2――Ralph Waldo Emerson, “Nature”; Henry David Thoreau, Walden 5.(5/8) 啓蒙の時代における幸福の追求3――Herman Melville, Moby-Dick and other stories 6.(5/15) 女性の幸福1――Nathaniel Hawthorne, The Scarlet Letter and other stories 7.(5/22) 女性の幸福2――Margaret Fuller, Woman in the Nineteenth Century; Elizabeth Cady Stanton, “The Declaration of Sentiments” 8.(6/5) 自由と幸福1――Frederick Douglass, Narrative of the Life of Frederick Douglass 9.(6/12) 自由と幸福2――Harriet Anne Jacobs, Incidents in the Life of a Slave Girl 10.(6/19) 自由と幸福3――Mark Twain, Adventures of Huckleberry Finn 11.(6/26) 現代の様々な幸福――Toni Morrison, The Bluest Eye; Raymond Carver, "Cathedral"; Bret Easton Ellis, American Psycho 12.(7/3) 現代の様々な幸福2――Sandra Cisneros, The House on Mango Street; Cynthia Kadohata, Weedflower; Cormac McCarthy, The Road 13.(7/10) 期末試験/学期のまとめ
授業の方法
授業の半分は講義、半分は毎回の授業で提出されたコメントに対する応答とそれを元にした議論を行う予定。 また、別途配布する読書リストの中からアメリカ文学作品の日本語訳を1冊選び、学期中に読み進めてもらう。 本の内容について、授業で議論した内容と合わせて、期末試験で確認する。
成績評価方法
レスポンスペーパー(毎回の授業後)50%、期末試験50%
教科書
オンライン配布、及び各自購入。
参考書
オンラインで配布、あるいはタイトルのみ提示。
履修上の注意
資料の配布や課題の提出はすべてGoogle Classroom上で行います。 受講者は大学のGmailアカウントで、Google Classroomに登録する必要があります。 Google Classroomの招待リンクはITC-LMSに掲示しますので、そちらからGoogle Classroomに登録してください。