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最終更新日:2024年3月15日

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イスラム史概説

前近代のアラブ・イスラーム史
授業の概要:本講義では、前近代イスラーム時代の中東・西アジアの歴史を学び、その特徴を理解することを目標とします。前半部ではイスラームの誕生から17、18世紀にいたるまでの歴史を概観し、後半部では特にマムルーク朝時代(1250-1517年)のエジプト・シリア史を扱います。
授業の目標:
・中東地域におけるイスラームの成立と発展の歴史を理解するとともに、その特徴を理解し、説明できるようなる。
・前近代イスラーム史の重要テーマについて、その特徴を理解し、説明できるようになる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04230711
FLE-HU4G02L1
イスラム史概説
五十嵐 大介
A1 A2
木曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
第1回 イントロダクション:古代末期~イスラームの誕生に至る中東の歴史 第2回 イスラーム形成期の歴史研究 第3回 イスラームの形成 第4回 アッバース朝革命とアッバース朝時代の政治と宗教 第5回 政治的分裂とシーア派政権 第6回 中期イスラーム時代の国家と社会 第7回 セルジューク朝の分裂と後継国家群 第8回 中期イスラーム時代後期(1250~1500年頃)~近世イスラーム時代へ 第9回 マムルーク朝史概論 第10回 マムルーク朝研究に関する近年の議論① 第11回 マムルーク朝研究に関する近年の議論② 第12回 ワクフと中期イスラーム社会 第13回 総括・まとめ
授業の方法
講義形式で行います。
成績評価方法
試験により評価します。授業への参加状況も考慮します。
教科書
特になし
参考書
・ジョナサン・バーキー『イスラームの形成:宗教的アイデンティティーと権威の変遷』野本晋・太田絵里奈(訳)、慶応義塾大学出版会、2013年 ・フレッド・M・ドナー『イスラームの誕生:信仰者からムスリムへ』後藤明(監訳)、亀谷学ほか(訳)、慶應義塾大学出版会、2014年 ・大塚和夫ほか編『岩波イスラーム辞典』岩波書店、2002年 ・日本イスラム協会ほか監修『新イスラム事典』平凡社、2002年 ・Gibb, H. A. P. et al. (eds.), The Encyclopaedia of Islam, new ed., 11 vols., Leiden: Brill, 1960–2008. ・佐藤次高(編)『西アジア史1 アラブ』新編世界各国史8、山川出版社、2002年  その他、適宜授業中に紹介する
履修上の注意
授業中に、次回までに読んでおくべき文献を指示しますので、あらかじめそれに目を通して授業に参加するようにしてください。