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最終更新日:2025年4月21日

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倫理学概論I

存在と認識の基礎構造と人間の有限性を手がかりに倫理学を構想する
和辻哲郎の衣鉢を継いで、理論哲学と実践哲学、存在と当為、存在論と認識論といった区分の手前で、現在の私たちにとっての倫理学の可能性を探求いたします。プラトン的な自己探求、アリストテレス的存在論の伝統を確認したのち、在るものと一、真、善(完全性)との連関がトマス、スコトゥス、スアレス、17世紀スコラを経てカントの批判哲学を構造化し、ついにはヘーゲル弁証法の駆動原理となる様子を跡づけます。方法論的には、西洋の理論のみならず神仏習合や国学の伝統をヒントにしつつ解釈学的方法を継承したいと思います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04230401
FLE-HU2D01L1
倫理学概論I
中野 裕考
S1 S2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
一、イントロダクション。二、プラトンとプラトン主義。三、アリストテレス。四、トマスとスコトゥス。五、スアレス。六、17世紀アリストテレス主義。七、スピノザとライプニッツ。八、カント①。九、カント②。十、ヘーゲル。十一、ヘーゲル以後。十二、日本の学問。十三、解釈学的方法。
授業の方法
基本的には毎回配布するプリントにしたがって講義いたします。適宜参加者との質疑応答や議論をはさみながら進めていきます。
成績評価方法
出席20%、議論への参加20%、レポート60%
教科書
プリントにて適宜参照指示いたします。
参考書
プリントにて適宜参照指示いたします。
履修上の注意
特になし