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最終更新日:2025年4月21日
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倫理学概論I
存在と認識の基礎構造と人間の有限性を手がかりに倫理学を構想する
和辻哲郎の衣鉢を継いで、理論哲学と実践哲学、存在と当為、存在論と認識論といった区分の手前で、現在の私たちにとっての倫理学の可能性を探求いたします。プラトン的な自己探求、アリストテレス的存在論の伝統を確認したのち、在るものと一、真、善(完全性)との連関がトマス、スコトゥス、スアレス、17世紀スコラを経てカントの批判哲学を構造化し、ついにはヘーゲル弁証法の駆動原理となる様子を跡づけます。方法論的には、西洋の理論のみならず神仏習合や国学の伝統をヒントにしつつ解釈学的方法を継承したいと思います。
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