第1回 イントロダクション 詩経解釈学史概説
第2回 詩経解釈の諸問題
第3回 漢唐詩経学の多層的構造――『毛詩正義』まで
第4回 宋代詩経学の新展開――欧陽脩『詩本義』から
第5回 「本末論」――意味が生み出される機構と意味を作り出す者たち
第6回 王安石から朱熹へ
第7回 「淫詩説」――作者は何を伝えたいか、読者は何を読み取るか?
第8回 厳粲『詩緝』――人間の心の襞への肉薄
第9回 「言外の意」の種々相
第10回 「断章取義」の意義
第11回 清朝詩経学の位置――戴震を中心に
第12回 一人の学者の中の解釈の変化と揺れ――朱熹と段玉裁を例に
第13回 まとめ 詩経解釈学史研究の展望