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最終更新日:2024年10月18日

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文化人類学

社会・文化人類学と民族誌 Topics in Social/Cultural Anthropology and Ethnography
フィールドワークと民族誌の方法が学的規範として確立されて以降の社会・文化人類学の展開について,構造とエージェンシーの関係を軸に,民族誌的記述の深化と理論的視角の洗練を交差させつつ検討する。具体的には機能主義・構造機能主義,構造主義,相互行為・社会過程論的アプローチ,文化相対主義,解釈人類学,ジェンダー人類学,実践理論ならびに近年の存在論的転換(余裕があれば)について,個別の民族誌を参照しつつ実践的な理解を試みる。
この講義は,民族誌的手法との関連で,社会・文化人類学の方法論的基盤を捉えなおすことを目標とする。さらに文学部・人文社会系研究科の講義としては,学的教養としての社会・文化人類学,すなわち隣接諸分野から社会・文化人類学の研究業績を参照する際に踏まえるべき知識や理論・方法論の理解を目論むものでもある。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04225503
FLE-XX4311L1
文化人類学
本田 洋
A1 A2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
詳細は開講時に説明するが,おおむね以下のようなテーマについて,それぞれ1~2回ずつかけて講義する予定である。 ・人類学と民族学,社会・文化人類学:学問としての成立と名称 ・19世紀後半~20世紀初頭の人類学/民族学:進化主義と伝播論 ・民族誌的方法の確立:フィールドワークと民族誌,デュルケーム社会学,マリノフスキー「民族誌家の魔術」 ・クラの民族誌:マリノフスキーの民族誌叙述 ・構造機能主義:実体としての関係性についての理論化の試み ・レヴィ=ストロースと構造主義:実体論的思考様式からの訣別 ・限定交換の諸体系と一般交換体系への変換:『親族の基本構造』前半部 ・構造機能主義批判から行為中心的アプローチへ ・北米文化人類学の展開と文化相対主義 ・ギアツの解釈人類学:「厚い記述」,「深い遊び」 ・フェミニスト人類学の地平 ・ブルデューの実践理論 ・「ポストモダン人類学」からの展開
授業の方法
【9月26日修正】初回(10/4),第2回(10/11),最終回(1/10),その他別途指定する回についてはzoomを用いオンラインのみで行ないますが,それ以外の回は対面参加を原則とし,それが難しい場合のみオンライン参加を認めます(但し別途届け出は必要ありません)。授業終了後にグーグル・フォームでリアクション・ペーパーを提出していただき,次回冒頭でそれに対する回答やコメントを行うことで,相互性を確保すします。
成績評価方法
期末レポートと平常点。
教科書
授業資料は前日夕方までにITC-LMSにアップロードします。受講前に適宜ダウンロード・プリントアウトしておいてください。
参考書
授業中に指示する。
履修上の注意
【9月26日修正】初回(10/4),第2回(10/11),最終回(1/10),その他別途指定する回についてはzoomを用いオンラインのみで行ないますが,それ以外の回は対面参加を原則とし,それが難しい場合のみオンライン参加を認めます(但し別途届け出は必要ありません)。
その他
不明な点はなんなりと下記のメールアドレスに問い合わせてください。