学部後期課程
HOME 学部後期課程 社会心理学特殊講義Ⅱ
過去(2022年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月21日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

社会心理学特殊講義Ⅱ

メディアと世論
メディアへの接触が人々にもたらす影響を検証する学問分野はメディア効果論と呼ばれており、その重要な基盤のひとつは社会心理学である。本講義は、メディア効果論の歴史について、現代の視点から再解釈を行うとともに、インターネット普及後のメディア環境と人々の関連についての考察を深める。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04224242
FLE-HU4Y02L1
社会心理学特殊講義Ⅱ
稲増 一憲
A2
集中
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
1.イントロダクション 2.強力効果論という神話の解体 3.ピープルズチョイスとパーソナルインフルエンス:大規模パネル調査による検討 4.選択的接触と認知的不協和理論 5.マスメディア限定効果論の誕生とその現代的意義 6.新しい強力効果論1 議題設定 7.新しい強力効果論2 メディア効果論における因果推論と実験(RCT) 8.新しい強力効果論3 メディアの長期的影響の検討 9.マスメディアへのバイアス1:戦略的中立性と敵対的メディア認知 10.マスメディアへのバイアス2:第三者効果と世論の分断 11.ニュースの娯楽化とメディアによる動員効果 12.インターネットと選好に基づく強化 13.高選択メディア環境がもたらすもの 14.マスメディアへの信頼 15.メディア効果論の未来
授業の方法
基本的にはパワーポイントのスライドを使用した講義によるが、適宜受講生への質問と議論を行うことで授業を進める。
成績評価方法
レポートによる評価を行う。
教科書
教科書は指定しない。講義用スライドを受講生に配布する。
参考書
中央公論新社より2022年夏に公刊予定の親書を参考書するため、詳細は改めて連絡する。
履修上の注意
社会心理学を専門としない学生も理解できるような講義を心掛けるが、社会心理学において基本となる社会調査・実験といった方法論、あるいは統計データの分析については、入門レベルの知識を持つことを前提とした講義を行う。