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最終更新日:2024年4月22日

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心理学演習Ⅶ

認知・言語の心理学演習
言葉を読む、聞く、理解する。これらは人間が日常的に何気なく行っていることだが、そのしくみは複雑であり、記憶や思考など他の認知処理とも深く関わり合う。このような言語を操るしくみについて、認知心理学や言語心理学を中心に,文献の講読により学ぶ。
Sセメスターに開講される本科目「心理学演習VIII」では,英語圏で出版された専門書の日本語翻訳書を主たるテキストとして扱うが,本科目に続いてAセメスターに開講される「心理学演習VIII」では,そのテキスト中で引用されている英語論文の原典の講読を行う。
言語の認知処理について深く学ぶとともに,英語論文を読む力を涵養することが,両授業を通じた目標である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04224167
FLE-HU4X05S1
心理学演習Ⅶ
浅野 倫子
S1 S2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
以下の話題に関する日本語文献を講読する。 1.言語の心理学という学問領域について 2.動物のコミュニケーション 3.母語の獲得 4.外国語の獲得 5.思考と言語1 6.思考と言語2 7.意味1 8.意味2 9.単語認知 10.失読症 11.文章理解1 12.文章理解2 13.発話と失読症
授業の方法
輪読形式で実施する。テキスト(書籍)をいくつかの範囲に分割し,それぞれに発表担当者を割り当てる形である。 【受講者全員(当該授業回の発表担当者を除く)】 その範囲が扱われる授業回の1週間前までに,各自でテキストの該当範囲を読み,質問や感想を授業担当教員に送付する(教員はそれらをとりまとめ,該当回の発表担当者に送付する)。授業回当日は,発表担当者の解説を聞いた上で,さらなる議論を行う。 【当該授業回の発表担当者】 テキストの担当範囲の内容を資料にまとめ,それに基づいて解説を行う。また,他の受講生達から1週間前までに寄せられた質問にも回答する。さらに当日の質疑にも応じる。
成績評価方法
授業における発表(資料や質疑も含む)の質,事前の質問やコメントの提出状況,議論への参加の積極性を総合的に判断して成績を評価する。
教科書
トレヴァー・ハーレイ (著) 川﨑惠里子 (監訳) (2018).『心理言語学を語る ことばへの科学的アプローチ』. 誠信書房. (原典: Harley, T. (2017). "Talking the Talk: Language, Psychology and Science". Routledge.)
参考書
授業内で随時紹介する。
履修上の注意
輪読形式の授業であるため,受講者数によってスケジュールおよび内容の調整を行う可能性がある。