西洋古典学特殊講義Ⅲ - 文学部 - 東京大学授業カタログ

西洋古典学特殊講義Ⅲ

ギリシア語韻文講読

ギリシア悲劇作品を講読する。総合的な読解力を高めるとともに、注釈書など専門的な研究文献に触れることにより西洋古典学研究法への導入も目指す。参加者には毎回予習をしてくることが課される。取り上げる作品はアイスキュロス『アガメムノーン』で、783行より検討を始める

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授業計画

1. 言語、韻律、作品論に関する導入 2. アイスキュロス『アガメムノーン』783-809行の検討 3. 同、810-37行の検討 4. 同、838-65行の検討 5. 同、866-94行の検討 6. 同、895-25行の検討 7. 同、926-57行の検討 8. 同、958-87行の検討 9. 同、988-1016行の検討 10. 同、1017-46行の検討 11. 同、1047-75行の検討 12. 同、1076-1106行の検討 13. 同、1107-35行の検討 14. 同、1135-1166行の検討 15. 全体の総括

授業の方法

演習形式による講読。毎回指定箇所について担当者による訳読に続いて研究文献を参考にして考察を加える。

成績評価方法

課題との取り組みおよび授業への参加により評価する。

教科書

授業開始時に以下より該当範囲のPDFを配布する。 Martin L. West, Aeschylus: Tragoediae, Teubner, 1990. David Reaburn & Oliver Thomas, The Agamemnon of Aeschylus, Oxford University Press, 2011.

参考書

以下の参考文献に授業内で言及する。 Eduard Fraenkel, Aeschylus: Agamemnon, 3 vols, Oxford University Press, 1950. J. D. Denniston & Denys Page, Aeschylus: Agamemnon, Oxford University Press, 1957. アイスキュロス『アガメムノーン』(久保正彰訳), 岩波文庫, 1998.

履修上の注意

古典ギリシア語文法を履修済みであること。