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最終更新日:2024年4月22日

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宗教学宗教史学特殊講義V

近代日本宗教史再考 ~交通史・メディア史の観点から~
初詣の近代史を明らかにするために鉄道史(交通史)、神道史、宗教史、メディア史、思想史、民俗学といった関連する様々な領域をさまよいながら研究をしてきた〝珍種〟の立場から、主に交通史とメディア史の観点で近代日本の宗教史を再考する面白さを示していきます。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04220545
FLE-HU4E03L1
宗教学宗教史学特殊講義V
平山 昇
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
1.Introduction ~「タコツボ化」打破のための文献案内~ 2.近代の社寺参詣をめぐる視角と方法 3.メディア史に鉄道は入っているか? 4.地方新聞のススメ ~福岡県・島根県を事例に~(※課題提示とあわせて) 5.鉄道が変えた社寺参詣 ~初詣は鉄道とともに生まれ育った!?~ 6.「何事も競争の世の中なり」 ~国鉄と私鉄の競争/協調~ 7.「皇室+神社」が当たり前になるまで ~「国家神道」再考~ 8.実業家と宗教 9.戦前日本の「聖地」ツーリズム(Ⅰ) ~「聖地」という言葉に着目して~ 10.戦前日本の「聖地」ツーリズム(Ⅱ) ~「三聖地」というセット化~ 11.戦前日本の「聖地」ツーリズム(Ⅲ) ~総力戦体制と「聖地」ツーリズム 鍛錬と信仰~ 12.ラジオが育てた除夜の鐘 13.まとめ
授業の方法
担当教員は「楽しくやらなきゃ意味がない」という信念の持ち主のため、講義も楽しみながらおこないます。皆さんも一緒に楽しんでください。ただし、提出物の取り扱いは厳格ですのでご注意を(楽しきなかにもルールあり)。
成績評価方法
「課題レポート(100%)」です。 課題は、二次文献を参照して考察を付け足すタイプではなく、講義内容に関連した「インパクトのある事例」の資料を収集して考察するものです(事例の面白さが最重要)。データベース類の利用も可としますが、そのようなものではアクセスできない資料(地方新聞など)から興味深い事例を発見した場合は特に高く評価します。詳細は講義内で説明します。
教科書
「なし」です。 本当は購入してもらいたい本が何冊かあるのですが、私自身が貧乏学生として苦労した経験があるので(^^;)、とりあえず購入必須の教科書は指定しません。講義は教科書を入手しなくても理解できるようにしますのでご安心ください。 そのかわり、講義に登場する文献のなかで「運命的な出会い」を感じるものがあったら、「身銭を切って」(!)購入しましょう。 なお、拙著『初詣の社会史』(東京大学出版会、2015年)の「あとがき」には、私の研究者としての出発点となったある文献との出会いに伴う「痛い出費」のエピソードについて書いています。興味のある方はお読みください(笑)
参考書
講義内で紹介します。
履修上の注意
予備知識は一切不要です。わからないことがあればどうぞ遠慮なくお尋ねください。 「初歩的な質問かもしれませんが・・・」と謙遜して尋ねられる質問は、往々にして本質に関わる重要な質問であることが多いです。
その他
♪ 質問や意見は講義終了後に遠慮なくどうぞ。私は非常勤講師(本務校は神奈川大学)ですのでオフィスアワーは設定できませんが、授業時間後に急いで帰ることはめったにありませんので、授業終了後の質問はどうぞご遠慮なく!  ♪ そのかわり、メールでのやりとりは必要最小限でお願いします。質問も意見も相談も、メールよりも授業後に直接言ってもらったほうが有難いです。