学部後期課程
HOME 学部後期課程 倫理学特殊講義Ⅰ
過去(2022年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

倫理学特殊講義Ⅰ

倫理学入門
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、初回の授業のみオンラインで行います(第2回以降は対面で開催します)。Zoom URLはITC-LMS上に記載しています。

東京大学文学部の倫理学研究室は、西洋と日本の倫理学(倫理思想)をともに学ぶことのできる場です。本授業では、この体制の礎を築いた和辻哲郎(1889-1960)の著作を議論の端緒にしながら、前半では西洋の倫理学、後半では日本の倫理学に関して、それぞれの領域を専攻する教員が個別のテーマをめぐる入門的な講義を行います。
受講者が、倫理学という分野の空間的・時間的な広がりと、その奥行きとを体験し、倫理学的思考の方法や展開に親しむことが、本授業の目的です。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04220441
FLE-HU2D04L1
倫理学特殊講義Ⅰ
古田 徹也
A1 A2
金曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
第01回 オリエンテーション──授業の概要、進め方、成績評価の仕方など 第02回 和辻哲郎『倫理学』――行為論から倫理をめぐる問題へ  第03回 西洋倫理学の諸相①――意図せざる行為という謎 第04回 西洋倫理学の諸相②――過失という概念の不具合 第05回 西洋倫理学の諸相③――道徳と倫理の違い 第06回 言語哲学と倫理学①――行為としての言葉 第07回 言語哲学と倫理学②――言葉を使うことの倫理 第08回 和辻哲郎『日本倫理思想史』──日本倫理思想史研究の対象と方法 第09回 『古事記』①──スサノヲはなぜ哭くのか 第10回 『古事記』②──カミを祀るということ 第11回 『古事記』③──「清明心」とは何か 第12回 世阿弥の夢幻能①──鎮魂とはどのような営みなのか 第13回 世阿弥の夢幻能②──諸国を流離する僧侶の眼差し
授業の方法
上記の授業計画で取り上げるテーマに関連する資料を適宜配布しつつ、講義の形式で授業を進めます。 また、毎回の授業のおわりに、受講者に任意でコメント(授業の感想、質問等)を提出してもらいます。次回の授業の冒頭でそのコメントのなかからいくつかをピックアップして応答することで、一定の双方向性を確保することを目指します。
成績評価方法
1回2千字程度のレポートを、前半と後半のあわせて2回課します。 それぞれのレポートの評価の総和によって、本授業の成績の評価とします。
教科書
なし。
参考書
授業のなかで適宜指示します。
履修上の注意
特になし。