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最終更新日:2024年4月22日

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西洋古典学特殊講義Ⅴ

西洋古典学入門
 古典のなかでも、とりわけ有名で古典的な作品をいくつか取り上げ、解説する。まずはそれらがどのような作品なのか、概観する機会を設け、西洋古典やヨーロッパの文学を研究して行くための基礎を作ることを目標とする。今回授業で取り上げるジャンルは、叙事詩である。ギリシア語作品としては、『イリアス』と『オデュッセイア』。また、ラテン語作品としては、ウェルギリウス『アエネイス』とオウィディウス『変身物語』である。この授業が、はじめて西洋古典に触れる人にはギリシア・ラテンの書物に親しむきっかけとなることを、多少とも学んだ経験のある人には一層理解を深める機会になることを願っている。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04213945
FLE-HU2W01L1
西洋古典学特殊講義Ⅴ
日向 太郎
A1 A2
水曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
第1-13回の授業予定は以下の通り 1.古典とは。叙事詩とは。 2.『イリアス』第1-8巻 3.『イリアス』第9-16巻 4.『イリアス』第17-24巻 5.『オデュッセイア』第1-8巻 6.『オデュッセイア』第9-16巻 7.『オデュッセイア』第17-24巻 8.『アエネイス』第1-4巻 9.『アエネイス』第5-8巻 10.『アエネイス』第9-12巻 11. 『変身物語』第1-5巻 12. 『変身物語』第6-10巻 13. 『変身物語』第11-15巻
授業の方法
上記のように、各回で扱う作品範囲を定めているので、受講者は日本語訳や英語訳で良いから、各自予め読んでおくこと。授業担当者は、ある程度は事前に読んでいることを前提に作品解説を行う。受講者による、特定の話題にかんしての自発的な研究発表も歓迎する。ギリシア語やラテン語の原典を参照することもあるが、日本語訳や英語訳を添える。もちろん古典語の知識はあるにこしたことはないが、古典語未修者にも履修可能であるように配慮する。
成績評価方法
平常点とレポート。
教科書
プリントを用意する。
参考書
宮下志朗・井口篤編『ヨーロッパ文学の読み方--古典篇』放送大学教育振興会2014. 久保正彰『西洋古典学入門--叙事詩から演劇史へ』 逸身喜一郎『ギリシャ・ラテン文学--韻文の系譜をたどる15章』研究社2018. 日向太郎『憧れのホメロス』知泉書館2019. 村松真理子・横山安由美編『世界文学の古典を読む』放送大学教育振興会2020. 浜本裕美・河島思朗編『西洋古典学のアプローチ』晃洋書房2021. 葛西康徳編『古典の挑戦』知泉書館2021.
履修上の注意
とくになし。