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最終更新日:2025年4月21日

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古文書学特殊講義Ⅰ

近世の古文書を読む
日本史の研究の材料となる史料は、ほんらい墨などで肉筆で紙に書かれているものが多い。
これを活字で翻刻・出版した史料集等も存在するが、近世以降については、こうした形で利用できるのは残された膨大な史料の極めてわずかな部分にすぎない。
独自の研究を進めるためには、筆で書かれた文字(くずし字という)を読みこなす力をつけることが必要になる。
この講義では、近世から明治初期頃までの古文書を用いて、原史料の解読・解釈の基礎を学ぶ。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04211131
FLE-HU4H02L1
古文書学特殊講義Ⅰ
村 和明
S1 S2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
1.イントロダクション 2.~14.古文書の解読・解釈、解説 15.小テスト、まとめ
授業の方法
筆で書かれた史料の画像データを事前に配布。 参加者は各自予習しておく。 講義ではくずし字解読、内容の理解などについてポイントを解説する。 慣れてきたら受講生に読みの案を提出してもらう予定。
成績評価方法
授業中の小テスト、提出物。
教科書
古文書の複写物を事前にデータで配布する。
参考書
『くずし字用例辞典』東京堂 『増訂 近世古文書解読字典』柏書房
履修上の注意
技能を習得するためには受講だけでなく、予習・復習が不可欠である。 くずし字が全く読めない受講者を想定して講義するが、近世の文章を読むために、古典文法・漢文の基礎的な素養があることが望ましい。 (留学生など、これに該当しない者が履修する場合には、別途独習を推奨する。  知識・関心の程度により参考書を推薦するので、個別に連絡すること。)
その他
オンラインのみで開講の予定である。 詳細はITC-LMSを参照のこと。
実務経験と授業科目の関連性
文書館での勤務経験を有する教員が、実務経験を生かして、史料をめぐる諸問題についての具体的な知見を講義での解説に反映させるつもりである。