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宗教学宗教史学特殊講義Ⅰ

西洋神秘思想の源流
近現代の宗教思想あるいは宗教研究に重要な問題系を形成した「神秘主義(mysticism)」は19世紀西欧の造語であるが、「神秘(musterion, mysterium)」という言葉の来歴は西洋古代にまで遡る。今日「神秘主義」を新たに語りなおす可能性を探るためには、「神秘」なる言葉がどのような場面で用いられてきたかを系譜学的に精査し、意味や用法、問いの地平の変遷を捉えることが要請される。本講義では、古代ギリシア・ローマ世界から中世ラテン・キリスト教世界に至るまでの「神秘」という言葉の来歴と、この言葉をめぐる思想・実践(後世に「神秘思想」「神秘主義」と呼ばれる)の諸相を概観する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04210541
FLE-HU4E03L1
宗教学宗教史学特殊講義Ⅰ
渡辺 優
S1 S2
火曜2限
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教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
1.「神秘主義」の語られかた① 2.「神秘主義」の語られかた② 3.密儀宗教 4.古代秘教主義の諸相① 5.古代秘教主義の諸相② 6.新プラトン主義 7.神秘のキリスト教化① 8.神秘のキリスト教化② 9.神秘のキリスト教化③ 10.Corpus Dionysiacum 11.雅歌解釈の伝統① 12.雅歌解釈の伝統② 13.まとめ
授業の方法
オンライン講義による。 文字通り、多くのテクストを共に読み(lecture)、説明や解釈を加えるかたちで進める。
成績評価方法
期末レポートを主とする。コメントシート等、授業への参加状況を評価の対象とする場合がある。
教科書
ITC-LMSを通じて講義資料を配布する。
参考書
『キリスト教神秘主義著作集』教文館、1989年-。 『中世思想原典集成』上智大学中世思想研究所編訳・監修、平凡社、1992年-。 『キリスト教神秘思想史』上智大学中世思想研究所編訳・監修、平凡社、1996-1998年。 『テオーシス:東方・西方教会における人間神化思想の伝統』田島照久・阿部善彦編、教友社、2018年。 久松英二『古代ギリシア教父の霊性 : 東方キリスト教修道制と神秘思想の成立』 教文館、2018年。 Raymond E. Brown, The Semitic Background of the Term "Mystery" in the New Testament, Fortress Press, 1968. Bernard McGinn, The Presence of God : A history of Western Christian mysticism, Crossroad, 1992-. Guy G. Stroumsa, Hidden Wisdom : Esoteric Traditions and the Roots of Christian Mysticism, Brill, 2005. Jean-marie Auwers (dir.), Regards croisés sur le Cantique des Cantiques, Lessius, 2006. その他講義中に提示する。
履修上の注意
新たな講義資料がある場合、各週日曜日までにITC-LMSにアップする予定。事前にダウンロードし、できればプリントアウトしておくことが望ましい。