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最終更新日:2024年4月22日

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西洋倫理思想史概説Ⅱ

西洋倫理思想史概説II 懐疑論をめぐる倫理思想史・後篇
哲学的思考のひとつの原点とも言える懐疑論(懐疑主義)、とりわけ他者の心をめぐる懐疑論をめぐり、近代から現代に至る西洋の哲学者・倫理学者たちがどのような議論を展開してきたのかを追うことを通じて、西洋倫理思想史の基本的な知識を得ると同時に、倫理学的思考のいくつかの典型的なかたちを追体験する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04210412
FLE-HU2D02L1
西洋倫理思想史概説Ⅱ
古田 徹也
A1 A2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
受講者の関心や理解度などに合わせて内容は適宜調整するが、おおよそ以下の通りに進む予定である。 第01回 イントロダクション、およびSセメスターの講義の振り返り 第02回 ヒューム1:印象と観念 第03回 ヒューム2:古代懐疑主義との比較 第04回 カント1:ヒュームの衝撃 第05回 カント2:理性の批判 第06回 錯覚論法 第07回 錯覚論法論駁 第08回 ウィトゲンシュタイン1:確実性の問題 第09回 カヴェル1:日常言語学派批判 第10回 カヴェル2:懐疑論の真実 第11回 カヴェル3:他者の心に関する懐疑論 第12回 ウィトゲンシュタイン2:「心」という概念再考 第13回 講義全体のまとめ:懐疑論の行方
授業の方法
オンライン授業の形式で行う。(本講義の仮想の教室となるZoom会議室の URLは、ITC-LMS上に表記している。)また、講義資料はITC-LMS上に適宜アップロードする。 ---- 上記の授業計画で取り上げている各論者のテクストを抜き出した講義資料を配布し、その解釈を行うことを通じて授業を進める。 また、毎回の授業のおわりに、受講者に任意でコメント(授業の感想、質問等)を提出してもらう。次回の授業の冒頭でそのコメントのなかからいくつかをピックアップして応答した上で、新しい話題に進む。
成績評価方法
授業への貢献度(コメントの提出など)、および期末レポート(ただし、授業の内容をよく踏まえたものであること)
教科書
なし。適宜プリントを配布する。
参考書
ドレイファス&テイラー『実在論を立て直す』(法政大学出版局、2016年) 松枝啓至『懐疑主義』(京都大学学術出版会、2016年) ほかは、授業内で適宜紹介する。
履修上の注意
Sセメスターの西洋倫理思想史概説Iと共に履修することを想定した講義を行うが、 この西洋倫理思想史概説IIのみの単位取得も可能である。