学部後期課程
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地誌

グローバル化時代の東南アジア地誌/地域研究
 人文地理学の一分野である地誌学、および地誌学とも方法論的に関連する地域研究について、おもに東南アジアの経済社会を事例としながら、次の3点を重視して学習することを目的とする。
(1)東南アジアを対象とすることにより、理論的にだけでなく具体的に考察する。
(2)従来の地誌学および地域研究の意義と問題点を理解する。
(3)経済のグローバル化という時代状況を踏まえて、今後の研究の方向性を展望する。
 到達目標は次の2点である。
(1)東南アジアの経済社会を事例として、従来の地誌学および地域研究の方法を具体的に理解できるようになること。
(2)経済のグローバル化が進む現在において、地誌学および地域研究の課題がどこにあるかを理論的に考察し、そのうえで今後の研究の方向性を展望できるようになること。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04205513
FLE-XX4319L1
地誌
遠藤 元
S1 S2
水曜2限
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教室
法文1号館 113教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
1.地誌学と地域研究、東南アジア地域の概観 2.東南アジア地域の捉え方:従属理論・世界システム論・国際政治経済論・GVC論 3.東南アジア経済史1:植民地・モノカルチャー経済・輸入代替工業化・輸出指向工業化 4.東南アジア経済史2:プラザ合意と直接投資 5.東南アジア経済史3:通貨金融危機・制度改革・中所得国の罠 6.中間試験 7.工業化の担い手:財閥と革新 8.農村の慣習経済と緑の革命 9.都市化・地域間格差・人口移動・都市インフォーマル経済 10.都市中間層の虚像と実像 11.消費市場の構造と多様化する小売業態 12.GVCガバナンス論とスーパーマーケット革命論 13.「埋め込み」論と地域研究 14.期末試験
授業の方法
講義を中心とするが、受講生に適宜質問を投げかけるので、積極的に発言してくれることを期待している。
成績評価方法
授業中の小レポート(10%)、中間試験(30%)、期末試験(60%)の3つにより、総合的に評価する。 評価の基準は次の2点である。 (1)従来の地誌学および地域研究の方法の意義と現代的課題について、東南アジアの経済社会の事例に即してどの程度理解できているか。 (2)今後の地誌学および地域研究の方向性をどの程度展望できるようになっているか。
教科書
使用しない。資料を適宜配布する。
参考書
遠藤元(2010)『新興国の流通革命─タイのモザイク状消費市場と多様化する流通─』日本評論社 Endo, Gen (2013) Diversifying Retail and Distribution in Thailand. Silkworm Books. その他の参考文献は、授業中に紹介する。
履修上の注意
本講義の対象地域は東南アジア(特にタイ)である。受講生にとっては必ずしも馴染みのある地域/国ではないかもしれないが、一般に考えられているよりも日本と東南アジア/タイとの関係はずっと密接である。受講生は、本講義を通じてこの地域への関心を深めてもらいたい。また、具体的に取り上げるのは特定の地域であっても、そこで検討される分析方法は他地域を対象とする際にも応用可能である。その点も念頭に置いて、積極的に参加してもらいたい。