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最終更新日:2024年3月15日

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文化資源学入門Ⅰ

文化遺産と現代社会
文化遺産は素晴らしい、したがって残さねばならない――本講義では社会に流布するこの通説を一旦離れ、誰がどのような意図で文化遺産をつくり出し、そのつくり出された文化遺産を誰がどう使うのかを多角的に考える。ここで採用したいのは、文化遺産を現象として捉える視点である。個別に文化遺産と呼ばれているモノやコトを理解するのではなく、なぜそれらのモノやコトが文化遺産となったのか、そしてなりえるのかを考えることによって、文化遺産という社会現象のメカニズムを明らかにしたい。検討するテーマは、文化遺産と文化財の関係、文化財保護法、文化遺産とノスタルジア、文化遺産の復元、文化遺産という記号、文化遺産のライフヒストリー、負の文化遺産(授業の進行具合に応じて調整する可能性がある)。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04205021
FLE-HU4209L1
文化資源学入門Ⅰ
松田 陽
S1 S2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
授業スケジュール案(調整の可能性あり) 4月27日(月) イントロダクション 5月11日(月) 文化遺産を理解する5つの視点 5月18日(月) 文化財と文化遺産の関係 5月25日(月) 文化遺産とノスタルジア1 6月1日(月) 文化遺産とノスタルジア2 (←補講日) 6月8日(月) 文化遺産の復元1 6月15日(月)文化遺産の復元2 6月22日(月)文化遺産という記号 6月29日(月)文化遺産と真実性 7月6日(月)文化遺産のライフヒストリー 7月13日(月) 負の文化遺産
授業の方法
Zoomを利用したオンラインによる講義。
成績評価方法
毎回の授業のコメント(200字以上)および期末レポート(3000-4000字)。授業コメント提出は出欠管理も兼ねる。単位取得のためには、期末レポート提出および最低8回のコメント提出(すなわち最低8回の出席)が必須。
教科書
特になし
参考書
Harrison, R. 2010. Understanding the Politics of Heritage : Manchester: Manchester University Press. Graham, B. and Howard, P. 2008. Ashgate Research Companion to Heritage and Identity. Aldershot: Ashgate.
履修上の注意
特になし
その他
学部・大学院の共通授業