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最終更新日:2024年4月22日

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人文情報学特殊講義Ⅱ

人文学のための資料構造化・視覚化論
 夏学期の授業に続き、デジタル環境における人文学のための資料の扱いに関する講義と実習を行い、デジタル媒体を前提とした研究環境へと適切に対応できるようになるための基礎を涵養することを目指す。
ここでは、基本的には実習を中心に行い、受講生は、夏学期に習得した構造化をさらに深めるのみならず、デジタル技術を用いて人文学の構造化資料を視覚的に描画し、それを通じて発見性を高める技法を学ぶ。そして、同時にそのことを批判的に把握する視点をも学ぶことで、多様化するグラフ表現を適切に理解し評価できる知見を涵養する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04205012
FLE-HU4208L1
人文情報学特殊講義Ⅱ
大向 一輝
A1 A2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
本授業では、夏学期で習得した人文学資料の構造化の概念を踏まえ、資料のより深い構造化の理念と視点について理解することを目指し、講義と実習を行う。特に、校訂テクスト及び言語コーパスについては実例を通じた理解を目指すが、扱う事例はこれに限らず、受講生の関心にも可能な限り配慮する。 また、人文学のために構造化された資料を踏まえ、それを人文学の成果として視覚的に把握するための技術の実習を行う。視覚化には静的・動的な手法が可能であり、受講生の関心の方向性に応じて注力する。そして、これを通じて、視覚的に把握することによる問題点や、視覚的な把握の困難さに対する配慮についての講義を実施する。
授業の方法
講義と実習の組み合わせとなる。実習については、授業で配布するソフトウェアを用いて実際に構造化に取り組む。したがって、受講生はWindows, Mac, Linux等が動作するノートパソコンを授業に持参すること
成績評価方法
実習の成果、及び期末レポートを以て成績評価を行う。
教科書
 教科書は特にない。適宜参考資料を提示する。
参考書
Nancy Ide, C. Michael Sperberg-McQueen, Lou Burnard, 「TEI:それはどこからきたのか。 そして、なぜ、今もなおここにあるのか?」『デジタル・ヒューマニティーズ』2018年12月, pp. 3-28. https://doi.org/***** 後藤真・橋本雄太編『歴史情報学の教科書』(文学通信) 京都大学人文科学研究所共同研究班編『日本の文化をデジタル世界に伝える』(樹村房) 下田正弘・永崎研宣編『デジタル学術空間の作り方』(文学通信)
履修上の注意
実習の際には、Wifi接続可能なノートパソコンを持参すること。
その他
下記のサイトも適宜参照のこと https://www.tei-c.org/***** (TEI P5 ガイドライン) https://wiki.tei-c.org/***** (TEI協会東アジア/日本語分科会) https://teach.dariah.eu/***** (西洋中世写本構造化のMOOC)