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最終更新日:2024年4月22日

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心理学特殊講義Ⅸ

精神疾患の研究手法
こころの問題は近年注目されており、うつ、発達障害、認知症といった精神医学的な視点から、いじめ、虐待などの社会問題まで、幅広くとりあげられるようになった。同時に、遺伝子改変や神経細胞刺激による神経活動や行動の変化、MRIや脳波を用いた脳構造・機能の検討、大規模調査や診療報酬明細書を用いた多変量統計モデリングなど、各分野でこころの問題の解明に向けて研究が進んでいる。
 東京大学部局横断型プログラム「こころの総合人間科学」教育プログラム(PHISEM)では、オムニバス形式のこころの科学に関わる最先端の研究を学習する「概論(Aセメスター金曜5限)」、臨床医学に即した研究や実践を学習する「特論(Aセメスター金曜4限)」を提供しており、本講義ではさらに踏み込んだ内容を行う。教養学部開講の「こころの総合人間科学特論」では、初学者向けに研究や臨床実践を紹介する内容に対し、文学部開講の「心理学特殊講義IX(精神疾患の研究手法)」では、精神医学論文の精読を通じて臨床研究等の手法や利点・欠点を解説し、具体的な研究解析方法・結果の解釈など踏み込んだ内容を議論する。そのため、本講義はPHISEM対応科目を履修していることが望ましい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04204149
FLE-HU4X02L1
心理学特殊講義Ⅸ
小池 進介
A1 A2
木曜4限
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講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
本講義は今年度より開催するので、以下の主題を計画しているが、履修学生の希望等も取り入れつつ計画していく。基本的には1回1論文の精読と、記載内容の背景知識を講義していく。 1.こころの不調と精神疾患とは 2.医学論文の読み方(スティグマ研究論文を通じて) 3.観察研究1(ケース・コントロール研究) 4.観察研究2(脳画像研究1) 5.観察研究3(脳画像研究2) 6.介入研究1(ランダム化比較試験1) 7.介入研究2(ランダム化比較試験2) 8.観察研究4(コホート研究1) 9.観察研究5(コホート研究2) 10.システマティックレビュー・メタアナリシス 11.研究倫理 12.未定 13.期末試験
授業の方法
講義
成績評価方法
最終授業の回で期末試験を行う。
教科書
特に指定しない。
参考書
特になし。
履修上の注意
(6月10日追記) 今年度はZOOM開講を併用して実施します。
その他
PHISEMについては、4月9日木曜16:50~ 駒場Iキャンパス(教室未定・決まり次第ウェブサイト等でお知らせ)にて説明会(30分程度)を予定しています。ご興味のある方はご参加ください。