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最終更新日:2024年4月1日

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西洋古典学演習Ⅰ

ヘロドトスの世界ー『歴史』第4巻を読むー
歴史の父を呼ばれるヘロドトスに対する評価は1980年代以降、急速に上がった。その背景には、西洋古典学の方法及び関心の(特に英国とフランス)大きな変化がある。
他方でまた、ヘロドトスはギリシアの最初の散文作家でもある。散文の成立という問題は、考えてみれば難問です。散文のスタイルとは何か。なぜ散文は(演じられることなく)伝承されうるのか。
いずれにせよ、ヘロドトスを読むことは、「歴史」とは何か、何のために歴史(散文)は書かれるのか、という問題を考える最高の経験である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04203961
FLE-HU4W02S1
西洋古典学演習Ⅰ
葛西 康徳
S1 S2
木曜2限
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講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
ヘロドトス『歴史』第4巻を最初から、参加者と一緒にギリシア語で読む。最初はゆっくり進むが、次第にスピードをあげたい。毎回の授業の最後の時間を使って、内容について全員で議論する。
授業の方法
毎回の担当者は、註釈書も含めて該当箇所の文法的内容的説明をする。余力のある者は、テクストの異読についても調査して報告してほしい。 授業の最初に校訂本と注釈書、そして参考文献についてリストを配布する予定である。
成績評価方法
毎回の授業参加と最終レポートの総合評価
教科書
Herodotus Historiae, Vol 1 Oxford Classical texts (ed. by Nigel Wilson)
参考書
John Gould Herodotus, London 1989
履修上の注意
ギリシア語テクストを参加者と一緒に、註釈書を参照しながら読むことを目指します。しっかりと予習してください。そのあと内容について、参考文献の読解を交えて、参加者全員でディスカッションする予定です。