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最終更新日:2024年4月22日
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日本史学演習Ⅰ
近代政治史演習
(下記の記述は4月17日更新)
昭和戦前期の政治に関する一次史料を読み解くにあたって、過去の研究成果に学びつつ、独創性に富んだ論点を研究史上に残せるような力を育む。
SセメスターとAセメスターの演習を通じて本年度は、慣習的二大政党制が成立した時代状況のもとで、昭和天皇の即位式が行われ、男子普通選挙制度によって選出された議員によって構成された帝国議会衆議院に着目し、その議事録を読む。普選下における慣習的二大政党制の時代を迎えた時、議会と天皇の関係はいかなるものであるべきだと天皇によって認識されていたのか、あるいは実際の議会での政策論争はいかになされたのか、などの論点を考えてゆく。
学期の前半では、議会制度に関する基本的な通史的研究論文を会読し、現在の研究の到達点を知るとともに、新たに論点としうること、新たな分析視角などを考察してゆく。学期の後半では、実際の議会の議事録を読んでゆく。予定としては、1927(昭和2)年の田中義一内閣の時代から扱う。
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