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最終更新日:2025年4月21日
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原典講読IV
美学テキストとしてのデカルト『情念論』フランス語原典の精読の続き
原典講読IIIに続いてデカルト『情念論』のフランス語原典を精読します。西洋の近代美学史においてデカルトはそれほど注目されてきた訳ではありません。しかし、近代的な情念・感情論の基本テキストである彼の最後の著作『情念論(Les Passions de l'âme)』には、18世紀に成立する近代美学の核心に深く関わる論点が既に示されています。この授業では、デカルトのこの著作をフランス語で精読しその内容について参加者同士で議論することで、「情念」そして「感情」の美学的意義についての考察の基礎を獲得することを目指します。特にこの原典講読IVでは、デカルトによる「虚構の快」やそれと関連する「憐れみ」の議論と、これらの議論の「内的情動」や「高邁」そして「驚き」との更なる根本的な繋がりに着目します。
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