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文化資源学特殊講義ⅩⅡ

史料の記述と「歴史的事実」-近世の対外関係史料を中心にー
われわれが「歴史的事実」として知っている諸事象は、「史料」(歴史資料)の研究を元に構成されたものである。文献(文字史料)について言えば、「史料の記述」の研究が中心になり、とにかく、まずは読まなければならない。(このほかに、その史料の作成・伝来・紙質などに関することも研究の対象になる。)
そうした中で、近世の対外関係については、ある事象や事件に関して複数の関係者がいて、複数の立場からの史料(記述)を見ることができる機会が多い。
そこで、近世の対外関係史料における記述と歴史的事実との関係を見ることを通して、文字史料から歴史的事実を導く際の特徴・注意点・限界などを考えてゆきたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04195149
FLE-XX4304L1
文化資源学特殊講義ⅩⅡ
鶴田 啓
S1 S2
金曜3限
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教室
法文1号館 316教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
1.と2.については各1回、3.以下については各2回を想定。 1.近世古文書学の概要 2.近世対外関係の概要 3.統一政権と対外戦争 4.統一政権とキリスト教 5.「鎖国」の実際 6.世界知識の進展と「日本」認識の深化 7.危機意識と「開国」
授業の方法
講義形式による。
成績評価方法
試験(40%)、課題レポート(30%)、授業への参加状況(30%)。
教科書
なし。参考文献の例を「参考書」に示す。
参考書
歴史学研究会編『日本史史料3近世』(岩波書店、2006年) 田中健夫編『善隣国宝記・新訂続善隣国宝記』(集英社、1995) 国書刊行会編『通航一覧』(国書刊行会、1912、1922など) 箭内健次編『通航一覧続輯』(清文堂出版、1968-73) 池内敏『竹島問題とは何か』(名古屋大学出版会、2012) 北島万次編『豊臣秀吉朝鮮侵略関係史料集成』(平凡社、2017) 東京大学史料編纂所編『イエズス会日本書翰集』(1990-) 東京大学史料編纂所編『イギリス商館長日記』(1978-) 東京大学史料編纂所編『オランダ商館長日記』(1974-) 東京大学史料編纂所編『幕末外国関係文書』(1910-)
履修上の注意
「くずし字」の読解は求めない。古文・漢文に慣れていればそれに越したことはない。