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最終更新日:2024年4月22日

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死生学演習Ⅲ

死生学基礎文献講読
死生学の重要文献を日本語で講読する演習。講義形式と演習形式を併用する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04190053
FLE-HU4203S1
死生学演習Ⅲ
池澤 優
A1 A2
金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
 本演習は今まで、シリーズ『死生学』全5巻(2012年度)、アリエス『死を前にした人間』、ゴーラー『死と悲しみの社会学』、キューブラー=ロス『死ぬ瞬間』、加藤周一ほか『日本人の死生観』、エルツ「死の宗教社会学」(2013年度)、ニーメイアー『喪失と悲嘆の心理療法』、樽川典子『喪失と生存の社会学―大震災のライフ・ヒストリー』、デーケン『新版 死とどう向き合うか』、シュナイドマン『シュナイドマンの自殺学』、新谷尚紀『お葬式』(2014年度)、清水哲郎『ケア従事者のための死生学』、平山正実『死生学とはなにか』、石丸昌彦編『死生学入門』、岸本英夫『生と死』、竹内整一『花びらは散る 花は散らない』、島薗進『日本人の死生観を読む』、森岡正博『生者と死者をつなぐ』(2015年度)、ジャンケレビッチ『死』、ヴィクトール・フランクル『死と愛―実存分析入門』、宇都宮輝夫『生と死を考える―宗教学から見た死生学』、澤井敦・有松賢『死別の社会学』、高橋祥友『自殺予防』(2016年度)、アーネスト・ベッカー『死の拒絶』、門林道子『生きる力の源に―がん闘病記の社会学』、山本俊一『死生学のすすめ』、高橋聡美編『グリーフケア―死別による悲嘆の援助』(2017年度)、ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』、ロバート・リフトン『ヒロシマを生き抜く―精神史的考察』、カステンバウム『死ぬ瞬間の心理』、ミルトン・メイヤロフ『ケアの本質―生きることの意味』(2018年度)を講読してきた。本年度は比較的最近出版された書を主対象として、以下の5冊を読みたいと考えている。 シェリー・ケーガン、柴田裕之訳『「死」とは何か?―イェール大学で23年連続の人気講義』、文響社、2018。 岩崎大『死生学―死の隠蔽から自己確信へ』、春風社、2015。 大林雅之『生命の問い―生命倫理学と死生学の間で』、東信堂、2017。 高橋隆雄『生命・環境・ケア―日本的生命倫理の可能性』、九州大学出版会、2008。 石丸昌彦・山崎浩司『死生学のフィールド』、放送大学教育振興会、2018。  講読する書は多方面に及ぶが、現代的な諸問題に対面する中で、死生学という領域が如何なる視点と方法論を開拓しようとしているかを考えてゆくのが基本的な目的である。
授業の方法
 先ず、担当講師が今までに読んだ本を要約する形で、死生学の概要を概論する。この部分は講義形式となる。  次に、講読においては、各書を適宜な長さに区切り、それぞれに担当者を決める。担当者は担当部分を要約して発表し、必要に応じてコメントを加える。その際、レジュメを作成し、配布することが要請される(レジュメは簡単なもので構わない)。他の参加者は、それに基づいて討論を行う。他の参加者は、毎回の講読予定箇所をあらかじめ読んでおくことが望ましいが、それは絶対的な義務ではない。標準的には演習一回につき二人の担当者が発表することを予定している。一人の発表時間は概ね40分程度。
成績評価方法
 発表と平常点による。発表の内容が成績に反映することはない。万一、履修者数が多い等の理由で、発表の機会を得られなかった場合は、発表者と同様のレジュメの提出によって、発表をしたものと見なす。
教科書
 上記参照。
参考書
 授業中に指示する。
履修上の注意
 ドタキャンは他の参加者の迷惑になるので、厳に慎んでいただきたい。一度予約した日時に発表が困難になった場合は、速やかにその旨を届け出てもらいたい。病気等の突発事による場合は、下記のメールアドレス、または電話に連絡していただいて構わない。