形成外科は、診断学より治療学が主である。治療のほとんどが手術であり、守備範囲は全身に及ぶ。また、種類が非常に多いので、1週間という短い期間で、より多くの手術・処置を体験し、形成外科で行われている治療を概観できるように、学生は診療チームに配属されることなく、他科依頼手術を含めて多くの手術を見学する。形成外科の中でも重要な分野については小講義を行う。初期臨床研修に備えて、モデル皮膚を用いた縫合練習を行う。希望者は実体顕微鏡を用いたマイクロサージャリーの練習も体験できる。
形成外科は、創傷治癒や体表外傷のプライマリーケアなど、どの診療科を専門に選ぶかにかかわらず重要な内容を多く含んでいる。実習を通して、皮膚皮下組織の愛護的扱い方、基本的な縫合手技、褥瘡・難治性潰瘍の管理、再建手術における他科との連携などを体得してほしい。