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最終更新日:2026年8月26日

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精神医学実習

精神医学実習/ Psychiatry Clerkship
本実習科目は、学位授与方針10項目の1.医学知識、2.臨床技能、3.プロフェッショナリズム、4.コミュニケーション能力、5.社会的視点、に関連している。
・精神医学の実践的知識は全ての医師にとって必須であり、当科では学生教育を最大のミッションと考えている。
・精神医学実習では、系統講義で身につけた知識をもとに、卒業後にどの病院で臨床研修を行っても通用する臨床技術と態度を身につけることをねらいとする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
021M3087
FME-ME4c60P1
精神医学実習
笠井 清登
S1 S2 A1 A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
0
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
医学部
授業計画
1. CCの主な内容 ・病棟実習:受け持ち患者さんを毎日診察して診療録を記載、チームで治療方針を話し合う。 ・外来実習:初診患者さんの予診を担当し、本診に陪席して精神科の診療について学ぶ。参与しながらの観察に基づく、精神科的現症の取り方を学ぶ。 ・小児療育見学や精神科デイケアを体験する。 ・セミナー(臨床心理学、気分障害※)に参加する。 ・学外見学実習:精神科救急医療を積極的に行っている精神科病院の実際について学ぶ。 ※外部講師によるセミナー(気分障害)は学内で原則対面実施、状況によりオンラインに変更。 2. 指導体制 ・病棟実習では診療チームに所属して治療に参加する。リエゾンなど重点的に学びたいテーマがある場合には、それを参考に所属チームを決定する。 ・臨床研修医、精神科専攻医、副指導医、指導医の屋根瓦方式での指導が基本となる。また、精神保健福祉士や心理師、作業療法士や看護師との多職種連携やピアサポートワーカーも交えたチーム医療を経験する。 ・自分の担当患者だけでなく所属チームの担当患者さん全員に接することで多彩な疾患を経験する。 ・外部病院部長や教授クラスの非常勤講師を含めた経験豊富な精神科医による直接指導のもと、患者さんの協力を得て、初診見学、外来予診を行う。 ・希望者は臨床研修医及び精神科専攻医向けの講義や随時開催されている勉強会、メンタルヘルス・リサーチコースや各研究会への参加も可能である。 3. 実習の進め方 ・スケジュール表に沿って、2グループに分かれて実習を進める。 ・病棟では医師チームの一員となり、担当医と共に患者を受け持ち、指導医のもと実践的な臨床研修を行う。 ・一人以上の患者さんを受け持ち、毎日診察して診療録記載を行う。 ・精神疾患を有する患者さんは、病気それ自体に加えて、過去に様々な逆境を経験していたり、治療経験も含めて広い意味での心の傷を負っていることが少なくない。それゆえ、つらい思いをしてきた患者さんをねぎらい、まだ語られていないかもしれない心の傷に配慮した接し方をする必要がある。 ・脳・生活・人生の切り口からの評価にもとづき、当事者の主体価値形成とその不調をとらえ、不調からの回復を支援する「価値に基づく支援(values-based practice)」の基本的態度について学ぶ。 ・遺伝・環境・発達相互作用と生物・心理・社会的側面から生活障害を見立て、患者さんの価値観や希望、ライフステージに即したリカバリープランを立てる。 ・患者さんの面接/陪席、所見の確認、精神症状の評価、心理検査を含めた臨床検査結果の解釈、治療方針の検討、薬物療法の評価、リハビリテーションの計画、社会資源の確認などを行い、チームで話し合う。 ・外来では初診の予診をとり、本診医と診断や治療法について検討する。 ・デイホスピタル(精神科デイケア)では若年層の患者さんとじかに接することで、早期支援・リハビリテーションの場を体験する。 ・こころの発達診療部では、小児の発達や精神状態の評価、治療や療育の実際について学ぶ。 ・担当患者さんが作業療法に参加している場合には、陪席してその実際について学こともできる。 ・セミナーでは、臨床心理学、気分障害の診断治療等について学ぶ。 ・学外実習では、総合病院精神科とは異なる精神科専門病院の役割や治療内容について見学を通して学習する。 4. スケジュール:詳細はUTOLに記載、随時更新 初日に予定表を配布 実習時間は原則8:30〜17:00 5. 経験を計画している医行為 学生全員:診療記録記載、診療計画の作成、医療面接 一部の学生(機会があれば):バイタルサイン測定、身体診察、高齢者の診察、手指消毒、ガウンテクニック ・精神科の基本は面接である。老若男女を問わず多彩な精神疾患をもつ患者さんに先入見なく触れることがもっとも重要であり、適切な情報収集や病状評価、精神科治療のためには個々の患者さんの状態に応じた面接技法が求められる。医療者の発するメッセージにより相手の反応が異なり、違った情報が得られることを観察することができる。 ・このほか、症状評価と鑑別診断、疾患理解と適切な説明方法、精神療法や家族面談のポイント、薬物療法や電気けいれん療法の適応とその留意点、必要な臨床検査(脳波、画像検査、心理検査、血液検査等)、精神科リハビリテーションや社会資源のフォーミュレーション、システム全体を眺めた治療構造の設定などについて、チームで話し合うことを通じて幅広く学ぶことが可能である。
授業の方法
実習形式
成績評価方法
評価方法: 学位授与方針10項目の1.医学知識、2.臨床技能、3.プロフェッショナリズム、4.コミュニケーション能力、5.社会的視点のそれぞれについての到達度で評価する。 ・実習中のタスクの達成度と最終日の試問により評価を行う。 ・試問では、各自が担当した症例をもとにディスカッションを行う。 ・患者さんの経験したライフイベントに注目し、人生における主体価値形成と不調、不調からの回復過程を整理する。 ・担当患者さんの病歴だけでなく、家族構成や、生活歴などの背景を頭に入れて試問に臨む。(メモ、提出物不要) 基準:以下により合格・不合格を2段階で判定する。 ・及第基準は出席8割、無断欠席は不合格となる。病気や公共交通機関のトラブルなどのやむをえない理由を除く、欠席や遅刻については不合格になる可能性がある。 ・毎日担当患者の診療録記載を行うことを実習参加の標準とする。
履修上の注意
精神科実習ではネクタイ着用は不要である。東京大学医学部附属病院の接遇の基本を守った服装と態度で参加する。 連絡先や集合場所の詳細はUTOL及び初日配布資料参照
実務経験と授業科目の関連性
病院における医師としての勤務経験を有する教員が、実務経験を活かして精神医学の実習を指導する。