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最終更新日:2026年10月16日

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脳神経外科学

脳神経外科学/Neurosurgery
 脳神経外科は脳腫瘍、脳血管障害、頭部外傷、中枢神経系先天奇形、脊髄脊椎疾患、脳機能疾患の外科的治療をおこなう科である。脳・脊髄の疾患は稀ではなく、将来どの科に進むにしても、脳神経外科的病態に対する理解は必須である。基本的な知識の欠如により、回復可能な患者の回復を阻害し、その生命を左右することもあり得ることを肝に銘じてほしい。
 以上のような観点から脳神経外科の講義においては次の諸点を目標とする。
  1.生命にかかわる脳神経外科疾患についての知識を獲得すること
  2.脳神経外科的治療によって回復可能な疾患について学習すること
  3.脳神経外科の手術について基本的な理解を得ること
  4.脳神経外科疾患の病態生理について理解すること

本授業科目は、学位授与方針10項目の1.医学知識、2.臨床技能、3.プロフェッショナリズム、7.全人的医療、に関連した科目である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
021M2042
FME-ME4c19L1
脳神経外科学
齊藤 延人
S1 S2 A1 A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
0
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
医学部
授業計画
6月18日(木曜)9:00~9:50   脳神経外科総論・頭部外傷 総論では脳の機能解剖学、脳幹機能の検査法、頭蓋内圧亢進・脳ヘルニアの病態、診断、治療などについて解説する。頭部外傷では、頭皮外傷、頭蓋骨骨折、頭蓋内出血の分類、病態、画像診断、治療(内科的治療と手術)と予後などについて解説する。 6月18日(木曜)10:00~10:50  脳血管障害(虚血性疾患) 虚血性脳血管障害の分類について解説する。個々の脳動脈の流領域について解説し、脳虚血による病態、特徴的画像所見、の説明を行う。保存的治療と外科的治療の選択の方法についても述べる。 6月18日(木曜)11:00~11:50   良性脳腫瘍 良性脳腫瘍の各々について発生母地、特徴的な症状、画像診断、病理、手術のアプローチと腫瘍摘除の方法、手術合併症などについて解説する。 6月19日(金曜)9:00~9:50  ガンマナイフ/血管内治療 脳神経外科における準手術的治療として、定位的放射線治療(特にガンマナイフ)の原理と方法、対象となる疾患、治療成績などについて解説する。また、血管内治療の方法、対象疾患と適応、治療成績などについて解説する。 6月19日(金曜)10:00~10:50  脳血管障害(出血性疾患) 脳血管障害の疫学について解説した後、出血性疾患の代表例である脳動脈瘤破裂、脳動脈奇形、モヤモヤ病、高血圧性脳出血の各々について、病態、画像診断、病理、手術法、手術合併症などについて解説する。 6月19日(金曜)11:00~11:50  小児奇形・神経内視鏡 髄液の産生・吸収の生理学について解説する。代表的小児奇形(水頭症、アーノルドキアリー奇形、Dandy-Walker cyst、spina bifida、脊髄脂肪腫、等)について、病態、画像診断、治療法、予後などについて解説する。また、神経内視鏡手術の方法、対象疾患と適応、治療成績などについて解説する。 6月19日(金曜)13:00~13:50  機能的脳神経外科 末梢神経における機能脳外科として微小血管減圧術の対象となる疾患、病態、治療法などについて解説する。てんかんの病態・診断・治療(薬物療法と外科治療)などについて解説する。 6月26日(金曜)13:00~13:50  脊椎・脊髄疾患 脊椎・脊髄の解剖、神経学的局所診断について解説する。変形性脊椎症、後縦靭帯骨化症、脊髄腫瘍、脊髄血管障害の病態、画像診断、治療法などについて解説する。 分担教員名: 氏名 所属 職名 齊藤藤 延人  本学医学部 脳神経外科学教室 教授 宮脇 哲   本学医学部 脳神経外科学教室 准教授 小野 秀明  本学医学部 脳神経外科学教室 講師 高見 浩数  本学医学部 脳神経外科学教室 講師 嶋田 勢二郎 本学医学部 脳神経外科学教室 特任講師 小泉 聡   本学医学部 脳神経外科学教室 特任講師 野村 昌志  本学医学部 脳神経外科学教室 助教 平田猛   本学医学部 脳神経外科学教室 助教
授業の方法
学生全体に対する講義はM2系統講義で行う。各疾患を専門とする医師がオムニバスで講義を行うが、出来る限りinteractiveな講義をめざし、頻回に質問をするので、前もって予習しておくことを望む。
成績評価方法
M2系統講義の成績評価は、筆記試験にて行う。追試は一回のみおこなう。追試の不合格者は進学できない。
履修上の注意
時間の厳守、医学生として適切な服装。 準備学習等:授業に先立って、教科書として挙げた書籍等の該当項目に目を通し、脳神経外科疾患の病態と治療についての概要を把握しておくことを推奨する。また、授業後に興味を持った内容や理解が充分でないと感じた部分については、参考書として挙げた書籍等を参照して知識を補うことを推奨する。
その他
脳神経外科の重要な疾患や手術について、教科書のみからは得られない実感を伴った知識を獲得してほしい。どの科に進もうとも、治療が遅れれば生命の危険にかかわる疾患や脳外科的治療の有効性が大きい疾患に関する知識は必須である。特に、意識障害、てんかん、重要な神経脱落症状に関しては、よく理解しておく必要がある。中枢神経系の疾患の基本を理解し、対応する機能解剖を理解して欲しい。また、CTやMRIなどの画像診断の基礎に通じておくことは臨床医としての必須の要件である。ただ一方的に情報や資料を待つのではなく積極的に質問して講義の一部となるよう努力していただきたい。