学部後期課程
HOME 学部後期課程 胸部外科学
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年10月16日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

胸部外科学

胸部外科学
胸部外科学の講義では、「心臓外科学」と「呼吸器外科学」とを学習する。

【心臓外科学】
心臓外科で扱う冠状動脈疾患(虚血性心疾患)、心臓弁膜症、大血管疾患、先天性心疾患の病態と外科治療についてその概略を理解することを目標とする。さらに、急性心不全に対する補助循環である大動脈バルンポンプ(IABP)や経皮的心肺補助装置(PCPS)、各種心疾患の末期の病像である重症心不全に対する補助人工心臓(VAD)治療や心臓移植について学ぶ。
上記の講義を通して、心臓外科治療の適応となる疾患の病態、治療法について理解する。

該当する医学教育モデル・コア・カリキュラムの項目
D-5-4) (2) 虚血性心疾患
⑥虚血性心疾患の…、非薬物療法(血行再建術(…、…、冠動脈バイパス術))、…を説明できる。
D-5-4) (4) 弁膜症
①主な弁膜症(僧帽弁疾患、大動脈弁疾患)の病因、病態生理、症候と診断を説明し、治療を説明できる。
D-5-4) (5) 心筋・心膜疾患
④感染性心内膜炎の…、…、…、治療を説明できる。
D-5-4) (6) 先天性心疾患
①主な先天性心疾患(心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、動脈管開存、Fallot四徴症)の病態生理、症候と診断を説明し、治療を概説できる。
D-5-4) (7) 動脈疾患
②急性大動脈解離の病態、症候、診断、治療を説明できる。
③大動脈瘤(破裂)の病態、症候、診断、治療を説明できる。
F-2-12) 医療機器と人工臓器
①主な医療機器の種類と原理を概説できる。 (※IABP、PCPSについて)
②主な人工臓器の種類と原理を概説できる。 (※人工弁、人工血管、補助人工心臓について)
F-2-13) 輸血と移植
⑤臓器移植、…の種類と適応を説明できる。 (※心臓移植について)

本授業科目は、学位授与方針10項目の1. 医学知識、5. 社会的視点、に関連した科目である。

【呼吸器外科学】
一般目標:
医学科卒業後、臨床医・医学系研究者・教育者として活躍するために必要な呼吸器外科学に関する基礎知識を得る。さらに呼吸器外科学に関心を持つために、呼吸器系の構造と機能を理解し、主な呼吸器疾患の原因、病態生理、症候、診断と治療を理解する。特に外科療法が主体となる疾患について重点的に理解する。

行動目標:

肺疾患
・原発性肺癌の分類、症候、診断と治療法(特に外科療法)について説明できる。
 -非小細胞肺癌、小細胞肺癌、病理組織型、臨床病期、病理病期、
 -主な症状、腫瘍随伴症候群
 -画像診断、病期診断、病理診断法
 -手術療法:術式、肺切除範囲、リンパ節廓清、拡大手術と縮小手術
 -(手術)補助療法
 -化学療法、放射線療法
 -治療後の予後、再発
・転移性肺腫瘍の診断と治療について説明できる。
 -機序、画像診断、手術適応
・良性肺腫瘍について概説できる
・肺結核症および後遺症、非結核抗酸菌症に対する外科療法の適応と治療法を概説できる。
・肺真菌症について概説できる
・肺化膿症と膿胸について概説できる。
・気管支拡張症の症候、診断と治療について説明できる。
・肺気腫の原因、診断と治療について説明できる。
・肺血栓・塞栓症の原因、診断と治療について説明できる。
・主な先天性肺疾患の病態について概説できる。

縦隔・胸膜・胸壁ならびに関連疾患 

・縦隔腫瘍の種類を列挙し、診断と治療について説明できる。
 -発生部位別診断、胸腺上皮腫瘍、腫瘍随伴症候群
・重症筋無力症の病態、症候、診断と外科療法について説明できる。
・胸膜炎の原因、症候、診断と治療について説明できる。
・気胸の原因、分類、症候、診断と治療について説明できる。
 -成因、特発性自然気胸、続発性自然気胸、外傷性気胸、症状および病態、胸腔ドレナージ
  手術療法の適応と方法
・胸膜中皮腫について概説できる。
・胸壁外傷の病態について概説できる。
・胸壁腫瘍について概説できる。
・先天性胸壁異常(漏斗胸・鳩胸)について概説できる。

呼吸器外科手術 ならびに 肺移植
・呼吸器外科学の基本的な術式について概説できる。
 -開胸術、胸骨正中切開術、胸腔鏡(下)手術
・肺移植術の概念、適応疾患、術式、合併症について概説できる。

※授業の概要、形式、成績評価法、教員からのメッセージ
概要と形式:講義形式で行なう。疾患に対してより深い理解が得られるよう、スライドによる図表・映像の提示を行なう。講義内容のテキストを配布する。理解度を評価し、さらに理解を深めるために授業時間内に小テストを施行する。
教官からのメッセージ:呼吸器内科の系統講義と関連付け、なるべく重複を避けるように配慮する。授業時間内では十分網羅できないため、さらに教科書・参考書に目を通されることを希望する。
本授業科目は、学位授与方針10項目の1. 医学知識、5. 社会的視点、に関連した科目である。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
021M2040
FME-ME4c17L1
胸部外科学
小野 稔
S1 S2 A1 A2
集中
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
0
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
医学部
授業計画
【心臓外科学】  4月16日(木) 1限 冠動脈疾患(李 洋伸 助教)  4月16日(木) 2限 心臓弁膜症(李 洋伸 助教)  4月16日(木) 3限 補助循環(IABP、PCPS、VAD)(安藤 政彦 准教授)  4月16日(木) 4限 心臓移植(安藤 政彦 准教授)  4月17日(金) 1限 大血管疾患(山内 准教授)  4月17日(金) 2限 先天性心疾患(1)(鹿田 文昭 講師)  4月17日(金) 3限 先天性心疾患(2)(鹿田 文昭 講師) 【呼吸器外科学】  4月27日(月) 3限 肺癌(唐崎 隆弘 助教)  4月27日(月) 4限 胸膜・胸壁(叢 岳 助教)  4月27日(月) 5限 縦隔疾患・転移性肺腫瘍・良性腫瘍(柳谷 昌弘 助教)  4月27日(月) 6限 呼吸不全・肺移植 (佐藤 雅昭 教授) ※4限と6限の最後に小テストを行う。
授業の方法
【共通】 2号館3階大講堂による対面授業で行う
成績評価方法
【共通】 7月6日(月)に行う筆記試験と、講義の出席によって評価する。 【呼吸器外科学】 上記に加え、4月27日(月)第4限と第6限の最後に小テストを行い評価の参考とする。
履修上の注意
【心臓外科学】 人工心肺や心筋保護法は心臓血管外科手術における重要な補助手段であり、約60年の歴史の試行錯誤を経て現在に至っている。また、補助人工心臓や心臓移植は重症心不全の治療に欠くことのできない治療法としてますます重要性を増しており、現状とこれからの展望を是非とも学んで頂きたい。 講義では、短時間の講義で幅広い分野の概説を行っていくため、予習(および心大血管系の解剖・循環生理学・循環器内科の復習)などにより予備知識を入れておくことが望ましい。心臓外科治療の対象となる疾患は増加傾向にあり、その病態と現行の治療法を把握することは、どの診療科を専門とするかに関わらず全ての臨床医にとって重要である。学生時代に是非理解を深めて欲しい。 【呼吸器外科学】 呼吸器内科の系統講義の知識に外科的知識を付与するような形になるよう配慮する。授業時間内では十分網羅できないため、さらに教科書・参考書に目を通されることを希望する。
その他
連絡先 【心臓外科】   小野稔  ***** 【呼吸器外科学】 佐藤雅昭 ***** その他、M2系統講義について、学生講義担当  心臓外科:鹿田*****):*****       小前*****):*****  呼吸器外科:叢*****):*****
実務経験と授業科目の関連性
病院における医師としての勤務経験を有する教員が、実務経験を活かして胸部外科学(心臓外科学および呼吸器外科学)について講義する。