学部後期課程
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最終更新日:2026年10月16日

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免疫学

免疫学/ Immunology
免疫学発展の系譜を理解し、医学の基礎としての免疫学の概要および現代免疫学の最先端の知識を修得する。また同時に、免疫学に残された諸課題を認識し、基礎研究者や臨床医学者として活動するために必要な免疫学的な思考法の基礎を築き上げる。具体的には、「自己」と「非自己」の識別、「非自己」の排除と「自己」への寛容のしくみ、自然免疫と適応免疫の連携機構、骨髄や胸腺、リンパ節、粘膜組織などの各種免疫組織における免疫細胞の発生・分化機構、リンパ球の多様性獲得機構などに重点をおき、免疫学の基礎概念の修得をめざす。さらに関節リウマチなどの自己免疫疾患、アレルギー、免疫不全症といった免疫疾患の発症メカニズムについて理解を深める。

計18コマの講義と、8コマの実習を行う。講義では、免疫学の歴史と基礎概念について概観した後、近年の研究成果を詳細に解説しつつ、基礎的知識から最先端の科学研究動向に至るまで現代免疫学の全容を把握できるよう講義を行う。講義および実習は、本学医学部免疫学教室の教員が中心に行うが、以下の内容については教室外の講師の先生方にご講義いただき、免疫学に関する世界最先端の研究に触れる。
「リンパ球の抗原受容体とその多様性獲得機構」   谷口維紹 先生 東京大学・特任教授 (前免疫学教授)
「免疫細胞分化の分子機構 / 再生医療における免疫」 河本 宏 先生 京都大学・教授
「制御性T細胞」 堀 昌平 先生 東京大学・教授

全ての講義が終了した後、実習を行い、講義内容に関連した免疫学の基礎的技法について習得する。

本授業科目は、学位授与方針10項目のうち
1.医学知識
6.創造的思考
10.未来への志
に関連した科目である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
021M1016
FME-ME3a12L1
免疫学
高柳 広
S1 S2 A1 A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
0
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
医学部
授業計画
【講義】 時限:1.2 回. 月日(曜日)  講義タイトル(教官名) 1. 4/3 (金)1.2 免疫学概論 / 自然免疫. (高柳 広) 2. 4/10(金)1.2 リンパ球の抗原受容体とその多様性獲得機構  (谷口 維紹) 3. 4/17(金)1.2 リンパ球の分化と選択 (呉羽 拓) 4. 4/23(木)1.2 MHCと抗原提示 / リンパ球の機能-1 (高場 啓之) 5. 4/30(木)1.2. リンパ球の機能-2 / 腫瘍免疫. (高場 啓之 / 浅野 達雄) 6. 5/13(水)1.2 免疫細胞分化の分子機構 / 再生医療における免疫 (河本 宏) 7. 5/18(月)1.2 制御性T細胞 (堀 昌平) 8. 5/19(火)1.2 自己免疫疾患 / 骨免疫学 (高柳 広) 9. 5/29(金)1.2. 免疫不全症 / 免疫不全症 (呉羽 拓 / 浅野 達雄) 【実習】 時限:1.2.3.4(9:00から実習を開始する) 回. 月日(曜日)  講義タイトル(教官名) 場所  1. 7/14 (火) 免疫学実習(高柳 広 他) 2号館(本館)2階 総合実習室 2. 7/15 (水) 免疫学実習(高柳 広 他) 2号館(本館)2階 総合実習室 【本試験】 7/21 (火) 午後 (3,4) 【再試験】 10/3 (土) 午前 (1,2)
授業の方法
【講義】 講義の資料は前日までにUTokyo LMSにて配布する。講義の途中または最後に小テストを行う。 【実習】 6〜8名ずつの班に分かれて、実験動物(マウス)を用いて、フローサイトメトリーによるリンパ球の解析、およびウェスタンブロットによる抗体の検出を行う。
成績評価方法
講義の出席記録、小テストの成績、本試験の成績をあわせて評価する。 実習については、出席とレポートの内容をもとに、講義とは別に評価する。
履修上の注意
免疫系はきわめて高度・複雑な生体システムであり、その全容をカバーするため、複数の教官による密度の高い講義を行う。講義や実習のための日数・時間が限られているため、【講義・実習における遅刻は認めない。】
その他
教員からのメッセージ 医学および生命科学における免疫学の比重は非常に大きい。感染症に対する免疫応答の理解や重症化の制御、ワクチン開発はもとより、がんに対する免疫治療、アレルギー、免疫不全症、臓器移植における拒絶反応など、解決すべき臨床課題は多く残されている。基礎研究においても、抗体やフローサイトメトリーの活用など、免疫学的な基礎知識が必要となる場面は多い。また、難治性免疫疾患の原因は多くが未解決のままであり、その究明および治療法の確立は世界的にも急務とされている。本講義を通して現代免疫学の知識を涵養し、将来、医療・医学の向上に資するための基礎が養われるよう期待する。