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最終更新日:2026年4月1日

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特別講義 政治分析方法論III

 政治分析方法論とは、政治に関する数量データを統計分析する方法に関する学問分野である。例えば、政策に所期の因果的効果がどれほどあるか、戦争や平和は何時何故始まる(終わる)のか、などといった問いに答えるにはどのような方法を用いればよいのかを検討する。政治分析方法論I及び政治分析方法論IIも受講することで、政治現象を分析するのに必要にして十分な統計分析の方法を体系的に修得し、自分でデータ分析できるようになることが到達目標である。究極的には、政治学の最前線の論文を読み、それと同等の論文が書けるようになること、少なくとも本講義受講後は自力でそこまで辿り着けるようになれることまでを目指している。
 概要は次の通り。まず代表的な統計的モデルをいくつか紹介する。次いで多変量解析に触れる。それから時系列分析を論じる。最後に発展的な内容をいくつか講義する。統計分析ソフトウェアRを用いる。社会科学の統計分析としては、中級程度の内容である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0126978
特別講義 政治分析方法論III
福元 健太郎
A1 A2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
第4部 統計的モデリング(承前) 第2章 一般化線形モデルと混合分布(二項分布、ポワソン分布、ゼロ過剰ポワソン、負の二項分布) 第3章 生存分析 第1節 単独の存続(離散時間、連続時間、危険率、コックス・モデル) 第2節 並列の存続(右側打ち切り、分割母集団) 第3節 直列の存続(左側切断、時間変量変数) 第5部 多変量解析 第1章 多変量分布(見かけ上無関係な回帰、接合関数) 第2章 標本選択(ヘックマン・モデル、逆ミルズ比) 第6部 時系列分析 第1章 自己回帰と移動平均 第2章 和分と共和分(誤差修正モデル) 第7部 発展 第1章 因子分析・主成分分析・項目反応理論 第2章 段階的差の差 第3章 実験的手法(コンジョイント分析、感度分析、同等性検定) ()内は各回の学習事項の例である。なお変更があり得る。
授業の方法
講義と実習(実際の政治データを統計分析ソフトウェアRで分析する)
成績評価方法
試験
履修上の注意
高等学校の「数学Ⅰ・数学A」及び「数学Ⅱ・数学B」を理解していると、あるいは他の統計に関する講義を履修済みであると、本講義の理解もはかどるとは思うが、必要な数学的知識は適宜説明するので、数学に自信がなくてもあまり心配しないでよい。 政治分析方法論I及び政治分析方法論IIの内容を修得済みであることを前提として、授業を進める(そうでない場合、少なくとも回帰分析を含む確率・統計の基礎を理解していることが望ましい)。但しこれらの授業の履修は、本講義履修にあたって必須ではない。 授業前にUTOLからスライド等の教材をダウンロードした上で、ノート・パソコンを持参することを(必須ではないが)強く推奨する。
その他
政治分析方法論I~IIIの3科目及びその後継科目であるデータサイエンスI~IVの4科目の全体像については、「東京大学法学部における統計分析・データサイエンス関連科目群について」という文書を以下の私のウェブサイトに掲載しているので、適宜参照されたい。 https://sites.google.com/*****