講義の前半においては、まず、導入として、イスラーム法の特徴全般について説明した上で、イスラーム法の法源と解釈方法論について概観し、その後、イスラーム法の歴史およびエジプトにおける西洋近代法継受について説明する。
後半では、イスラーム法における具体的な法準則についての解説を行う。「売買」や「利息」をはじめとする財産取引に関する諸準則を主たる対象とし、法学者たちによって実際に展開されている法的議論の内容を紹介する。それを踏まえ、最後に、今日の法制度においてイスラーム法が持つ意味について検討を行う。
第1回 導入 イスラーム法の諸特徴
第2回 法源その1
第3回 法源その2
第4回 イスラーム法史概観
第5回 エジプトにおける西洋近代法の継受 混合裁判所・国民裁判所の設立
第6回 エジプトにおける西洋近代法の継受 新民法典編纂
第7回 エジプトにおける西洋近代法の継受 エジプト法の中のイスラーム法
第8回 イスラーム法における物の分類
第9回 イスラーム法における「利息」禁止とリバー概念
第10回 「売買」の諸類型と「消費貸借」 その1
第11回 「売買」の諸類型と「消費貸借」 その2
第12回 リバー禁止準則の意味
第13回 現代におけるイスラーム法