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最終更新日:2026年10月16日
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国際政治史
「国際政治史」とは、日本におけるその草分け的存在である岡義武によれば、単に「国際政治の推移を現象的に述べる」ものではなく、「国際政治の構造の歴史的変化を基底としつつ、国際関係の変動してきたその基本的動向を描」く試みである(『国際政治史』岩波現代文庫、2009年、1頁)。また、高橋進によれば、「国際政治史」とは「政治学の理論、とくに政治史学、国際政治学、比較政治学を取り込んで、国内体制間関係を描く学問」である(『国際政治史の理論』岩波現代文庫、2008年、ⅳ頁)。
本講義では、これらの定義を念頭に、近代ヨーロッパに成立した主権国家体系が、帝国主義や世界大戦などのマクロな構造変動によって変容していく過程を描いていく。その際、細かい歴史的事例を網羅するというよりは、戦争、外交、勢力均衡、大国間協調といった、国際社会を成り立たせるルールや制度の変容を理解することに焦点を絞る。また、そうした変容の背景にある各国の内政や世論、経済・技術の進展などにも着目する。それゆえ、伝統的な外交史や国際関係史よりも、国内体制やイデオロギー要因に目を向けることになろう。なお、講義のなかでは必要に応じて、一次史料を読み解く時間も取り入れたい。
講義を通して、現代国際政治の成り立ちを理解するとともに、国際平和の条件について考える手がかりを得ることが目標となる。
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