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最終更新日:2026年10月16日
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比較政治II(発展途上国の政治)
グローバルサウスの比較政治
本講義では、冷戦期から現在に至る歴史的展開に沿いながら、グローバルサウス諸国の政治を対象とする比較政治学の主要な概念と理論を体系的に学びます。
比較政治学とは、各国の国内政治を理論的・実証的に分析し、事象同士の連関や分岐の要因を明らかにする政治学の一分野です。グローバルサウス諸国では、冷戦期には米ソ対立の国際環境を背景とするなか、軍事政権や一党支配体制など非民主主義的な政治体制が広く形成されました。1980年代以降は多くの国が民主化した一方で、政党システムの不安定化、腐敗の拡大、国家能力の制約、経済格差の深刻化などが顕在化し、代表性をめぐる危機が広がりました。さらに近年では、民主主義の後退、ポピュリズムの台頭、政治的分極化などが進行し、グローバルサウスの国内政治は新たな局面を迎えています。
政治・経済・社会が相互に深く結びついた今日の世界において、グローバルサウスで生じる政治変動は日本を含む他地域にも直接・間接の影響を及ぼしています。また、先進民主主義国で顕在化する政治的分極化や民主主義の動揺を理解するうえでも、これまでグローバルサウスで蓄積されてきた理論的・実証的知見は重要な示唆を与えます。
本講義は、歴史的視野と比較の観点を通じて、現代世界を多面的に分析する力を養うことを目的とします。受講者がグローバルサウス諸国の政治に関連する比較政治の代表的な概念・理論と、それらが生まれた背景について理解し、比較の視角を用いてグローバルサウスの政治現象を解釈する基礎的な力を身につけることが目標です。
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