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最終更新日:2026年3月16日

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租税法演習(外国語科目)

人はなぜ納税するか
1. 問い
《人はなぜ納税するか》は、単純な損得勘定だけでは説明できません。税務調査で不正が見つかる確率は必ずしも高くなく、罰則や加算税などのサンクションだけで「納税した方が得」という計算になるわけでは必ずしもないからです。それでは、なぜ人は協力し、どこで逸脱し、何が秩序を支えるのか。このパズルを、社会規範の生成・政府への信頼・税制の正統性・税務行政の質など、多角的な仮説によって解きほぐします。

2. ねらい
納税協力(tax compliance)に関する基本的英語文献を会読し、社会科学の英語を「じっくり読み解く」訓練を行います。同じテクストを囲んで、自由闊達に議論し、問いと仮説を磨く。大学ならではの「研究の愉しさ」を味わいましょう。

3. 到達目標
*英語の専門論文を「研究課題/仮説/手法/論証/限界」まで分解して理解できる。
*専門的英語論文の内容を、定型フォーマットに沿って正確に要約できる。
*研究知見の制度的含意(政策・執行・法設計への示唆)と限界を、根拠に基づき説明できる。
*複数研究の比較(前提・方法・結論の差異)を通じて、論点を整理し、批判的検討を行える。

4. 射程
担当者の専門は(主に日本の現代における)租税法ですが、この演習の射程は租税法にとどまりません。より一般的に、《人はなぜ法を遵守するか》、《社会秩序はどのように生まれるか》、《どのような場合に国家は失敗するか》といった問題へ視野を拡張します。租税は、法・社会・国家を観察する最良の窓だからです。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0126471S-01
FLA-SE4503S1
租税法演習(外国語科目)
増井 良啓
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
第1回 文献リスト配布 第2回 会読文献を確定 第3回以降 会読
授業の方法
1.毎回の進め方 英語文献の会読を行います。(あ)ゆっくりと精読する部分と(い)いそいで多読する部分の組み合わせ。 (あ)基本論文について毎回1-2頁をメドに徹底的に精読。 (い)毎回指定する論文について担当者が要約発表を行い、全員で討議。担当者は事前にテンプレートに基づく要約等を提出。 *必要に応じて、用語・読解のやり方について、増井が解説。 2.授業外学修(標準) *各回、(あ)と(い)の事前予習(目安:30–60頁程度) *担当回には、追加準備を要する 3.提出物(成果物) *(い)の担当者は、担当する前の週までに,英語専門論文の要約メモ(structured abstract+論点整理) *(い)の担当者は、担当した次の週までに、論点整理を発展させたメモ(制度含意・限界・比較視点等。日本語可)
成績評価方法
平常点による。優・良・可・不可による評価。
履修上の注意
知的好奇心旺盛な方を歓迎。租税法の予備知識は不問。英語文献多数。