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最終更新日:2025年4月1日

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憲法演習(外国語科目)

現代の法制度としての君主制
憲法が扱う統治機構(あるいは国制形態)の中でも、あまり馴染みのない(と思われる)「君主(制)」を巡る各国の法制度や議論について、文献を読みながら学習し、議論を通じて理解を深める。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0125123S
FLA-SE4101S2
憲法演習(外国語科目)
新井 謙士朗
A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
基本的にはR. HazellとB. Morrisの編にかかる、The Role of Monarchy in Modern Democracyを講読する。 初回に分担を決め、2回目以降は報告者の報告を聞きつつ、議論をする。 The Role of Monarchy in Modern Democracyは、いわゆる立憲民主政の諸国における君主制の比較研究を行うため、西欧8ヶ国の君主制を取り上げており、幅広い論題に関する各国の研究者の論述を編纂した文献である。 初回は、この教科書の目次を見ながら、履修者の関心のある部分を探してもらい、各履修者が報告を担当する箇所を決めたい。 2回目以降は、これに基づいて報告をしてもらうこととする。 基本的な報告内容は教科書の訳文を作成してもらうことであるが、この教科書をいわば「叩き台」として、より深く探究したい内容については関連する文献を自ら探索してもらいたい。 これを受けて、履修者全員で議論を行い、それぞれの国の制度についてより深い理解を目指したい。 議論の結果を見て、教員から、関連する文献を示唆することもあり得るし、もし報告前にかかる文献を知りたいということであれば、遠慮なく相談していただきたい。 一応、上記の展開を考えているが、演習は大教室における講義とは違い、より生き生きとした学びの過程であり、履修者の希望を取り入れながら、動態的な授業展開を心がけたいと思っている。
授業の方法
演習形式の授業である。
成績評価方法
平常点により評価する。報告は単位取得の前提である。
教科書
R. Hazell & B. Morris (Ed.), The Role of Monarchy in Modern Democracy, 2020
参考書
特にないが、君塚直隆・水島治郎編『現代世界の陛下たち』(ミネルヴァ書房、2018)、君塚直隆『立憲君主制の現在』(新潮社、2018)は、本演習で題材とする書物を読むうえで手助けになるはずである。また、佐藤功『君主制の研究』(日本評論社、1957)も、参考となる。日本の制度に関心がある人は、園部逸夫『皇室法概論』(第一法規、2016)がまずは参考となる。
履修上の注意
特にない。