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最終更新日:2025年3月17日

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労働法演習(外国語科目)

イギリスの最低賃金制度をめぐる諸問題
イギリスでは1997年に全国最低賃金法が制定されて以降、日本を上回る急激な最低賃金の引き上げを実現してきた。日本と異なり、地域別に差はないものの、年齢別に数段階の最低賃金が設けられているが、近年はこうした状況に批判もある。他方で、経済界からの反対は日本ほどではない。政治の介入や目標数値の設定など、イギリスの法政策の特徴や背景にある考え方を学び,日英の労働法体系に関する比較法的検討をおこなう。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0125064S
FLA-SE4502S2
労働法演習(外国語科目)
神吉 知郁子
A1 A2
月曜2限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学部
授業計画
第1回 オリエンテーション,自己紹介,日本における労働法の位置づけについて確認する。 第2回 イギリス労働法の基本的な構成(コモンローと制定法の混在)を理解し,労働者保護法に関する日英の位置づけの違いを学ぶ。 第3回~第9回 担当者が指定された原語文献を読み解いて議論の詳細や背景にある考え方などを整理・報告し,その報告に基づいて全員で議論する。 第10回~13回 イギリス法からの示唆を総括し,日本における労働保護法の対象に関する考え方との違いなどについてまとめる。
授業の方法
原語文献を読み解き,制度の詳細や背景にある考え方などについて担当者の報告に基づいて全員で議論することを基本とする。表層的な制度理解にとどまらない比較法的視点を養う。
成績評価方法
筆記試験は行わず,報告や議論などの平常点のみで評価する。レポートは課さない。A+・A・B・C+・C-・Fで評価する。
教科書
Low Pay Commissionの報告書等を素材に、イギリスの最低賃金制度をめぐる歴史や現況を学ぶ。基本文献としてはDeakin and Morris' Labour law (7th ed)を推奨するが,参照範囲やその他の教材などは授業内で説明ないし配布する。
参考書
授業内で説明ないし配布する。
履修上の注意
語学力とともに,内容への関心と,積極的な参加の姿勢が重視される。