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最終更新日:2025年4月21日

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刑事訴訟法演習

刑事訴訟法問題研究
 近年の判例・裁判例を素材として,刑事訴訟法に関わる最新の問題を取り上げて検討するとともに,それを通じて,刑事訴訟法の基本的問題についての理解を深めることを狙いとする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0125019S
FLA-SE4302S1
刑事訴訟法演習
川出 敏裕
S1 S2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学部
授業計画
【第1回】授業の説明・報告の割り当て 【第2回】職務質問 職務質問の際の留め置き,ホテル客室への立入りを素材として,職務質問のための措置の適法性について検討を行う。 【第3回】強制処分法定主義  GPS捜査に関する最高裁判例を素材として,強制処分の意義と,強制処分法定主義の趣旨について検討を行う。 【第4回】捜索・差押え(1)  内視鏡による強制採取を素材として,身体内部への侵襲を伴う処分の限界と基準について検討する。 【第5回】捜索・差押え(2)  いわゆるリモート・アクセスに関わる問題を検討する。 【第6回】ゴミの領置  ゴミの領置を素材として,令状によらないで証拠物を取得する処分の限界について検討する。 【第7回】接見交通  接見内容の聴取と,任意同行中の面会の問題を素材として,接見交通権の意義について検討を行う。 【第8回】訴因の変更  訴因変更の可否に関わる問題について検討を行う。 【第9回】同種前科による事実認定  同種前科・類似事実による事実認定の可否につき,犯人性の立証と主観面の立証の両面から検討を行う。 【第10回】取調べの録音・録画記録の証拠利用  被疑者の取調べの録音・録画記録の証拠利用に関わる問題を検討する。 【第11回】伝聞証拠  いわゆる司法面接の結果を記録したDVDの証拠能力につき,現行法の伝聞例外に照らして検討するとともに,立法論についても検討を行う。 【第12回】違法収集証拠  違法収集証拠の証拠能力の判断基準と判断要素について検討する。 【第13回】一事不再理効  一事不再理効の及ぶ事実の範囲及び時間的範囲について検討を行う。
授業の方法
それぞれの項目について予め報告者を割り当て,その報告を受けて全員で討論する方法で行う。
成績評価方法
A+・A・B・C・Fの4段階で評価する。
教科書
開講時に判例資料を配付する。
参考書
開講時に紹介する。
履修上の注意
特になし